おはようございます。
K教授です。
最近話題の激安スーパー、ロピアが勢力を拡大しています。

そんな中、ロピアの二代目社長があのカトパンと結婚!

御曹司、慶應ボーイ、ゴルフはプロ級というチート人間!

現世では、僕はもう何一つ勝てませんよ。
ただ、向井理に似ているみたいな記事があったけど、似てはないぞ?
いやいや、注目を集める根本にある理由は、そもそもカトパンじゃないんですよ。
スーパーとしての圧倒的クオリティの高さ!

まずは、安さ。
業界人の私から見ても、驚く他ありません。

普通に仕入れ値より安い商品ありますよ。
そして、買い物が楽しくなる売り場やPOP。

これ、行った人は皆感じると思います。
純粋に買い物していて楽しい!
壁一面のバナナ!デカい肉!魚!激安ピザ!

天井には機関車が走っており、お子様も楽しいと思います。

ライバルのスーパーは、まさに戦々恐々。
正直、ちょっと遠出してでも近くのスーパーよりロピアに行きたいです。
そんなロピアが何故破壊的な安さを実現出来ているのか、気になりません?
具体的に、何を買えばお得なのか?気になりません?
今回、業界人の私目線で、4つの項目に分けて解説させて頂きます!
①ロピアのバックボーン
②安さの裏事情
③買うべき商品
④悪いところ
それでは本日の講義、スタート!
①ロピアのバックボーン
元々は、神奈川県の精肉屋が原点。

創業は1971年。今の社長は二代目です。
「新鮮大売り」がコンセプト。
最初は、神奈川県を中心に、閉店した大型スーパーの跡地を狙って出店を拡大していきます。

現在は、関東地方、近畿圏で60店舗ほど展開されています。
特に今は近畿圏で破竹の勢いで出店しているため、ゆーてる間にどんどん増えていくでしょう。
年商は約1600億、3年後に3000億とコミットしております。
ロピアは、「ロープライスのユートピア」を略した造語です。
特徴的な赤い看板は、「食生活ラブラブロピア」と読みます。
オリジナルソングが何個か流れているのですが、このフレーズは多用されていて、耳に残ります。

ジャンルでいうと、大型ディスカウントスーパーって感じですかね。
コストコとかドンキホーテと同じ区分です。

ふらりと買い物というよりは、休日に家族で車に乗って、買い物カゴ山盛り買い溜めしていくイメージです。
郊外の大型店がほとんどですね。
一時期、ブラック企業大賞にノミネートされるという、不名誉な事もありましたが、若手が多い印象なので勢いのある人材が多いのかなとは思います。

②安さの裏事情
何かカラクリがあるんじゃないか?とか、メーカー脅してるんじゃないの?とか、僕も最初は疑ってましたが、正直、企業努力の賜物だと思います!
いや、マジですごい!

まず、閉店したスーパーの跡地に居抜きで入る事で、出店コストを抑えています。
一から建物建てるより、圧倒的に安いです。
で、集客力のあるロピアが入ってくれたら、そのショッピングモール全体が活性化するので、テナント価値も上がります。

地主さんとしては、極論ですがタダでも良いから入って欲しい訳です。
まさに、正のサイクル!

奈良ミナーラ店は、長屋王の呪いという、地元では出店したら必ず潰れるテナントとして有名でした。

しかし、今は連日大盛況となっています。

王者イオンに対抗出来る、唯一の武器がロピアな訳です。
元が精肉店なので、お肉やハム・ソーセージ等は特に安いですね。
また、プライベートブランドを多く持つため、コストを抑えつつ、ロピアでしか買えない価値ある商品も多いです。
折り込みチラシを入れず、LINE会員という形でお客様にアプローチしています。

電子決済は使えず、現金のみというのも、安さの理由です。
時代に反するように見えますが、クレカや電子決済の手数料って、意外と高いんですよね。
その手数料分を商品の安さに還元してくれている、と思うと逆に嬉しくないですか?
人件費の抑制も徹底していて、朝に大量陳列をする事で、品出しの労力を抑えています。

そして、スーパーとして革命的なのは、チーフが仕入れやら値付けやら商品企画、全部やるっていうのが凄いです。

本来、各部門にバイヤーがいて、商品企画部があるんですけど、そこの人件費も全部値段に還元しているという感じでしょうか。
同じロピアでも店によって商品ラインナップや値段が全然違うのも、面白いところです。
何より、大量買いを目的に来る人が多いため、顧客が一度に落とす金額が、圧倒的にライバルと比べて高いです。

急成長した理由の一つに、コロナによる外出自粛で、一度に買い込みたいという心理もあるでしょう。
他にも色々と安さの理由はあると思いますが、他のスーパーも真似できそうで真似出来ない、コストカットを徹底した末に、私たちが驚くような値段設定が実現しているように思います。
③買うべき商品
では、具体的に何を買うとお得なのか?
ここからは、個人的なオススメ5つ、ランキング形式で紹介させて頂きます。
第5位、お肉
先ほど申したように、元々が精肉店というのもあり、お肉が圧倒的に安いです。
あと、デカいです。高級肉も種類豊富。お店で食べたら大変な値段になりそうですね。
毎月29日は「肉の日」という事で、更に安くなります。
ロピアに行った日の夜は、自宅で焼肉、という方は多いのではないでしょうか?

第4位、名物の箱入りピザ。
宅配ピザのMサイズ位のボリュームで、ワンコイン前後で買えます。
たぶん、ロピアに行く多くの人が買って帰る印象です。
イートインコーナーがあるモールなら、
このピザを昼食に食べているファミリーをよく見かけると思います。

第3位、アトランティックサーモンの切り身
ただただ、デカいサーモン。刺身何人前作れますかね?
食べきれない場合は、ジップロックに入れて冷凍保存するしかないですね。

解凍後の生食は危険なので、ムニエルにするのがおススメです。
肉より魚派の私にとっては、ロピアの鮮魚コーナーが一番テンション上がる場所だったりします。
同じく、鮪ブーメランもオススメです。家族4人として、大トロ入りのマグロ丼を一杯500円位で作れると思うと、めっちゃお得じゃないですか?

第2位、ベイクドチーズケーキ
スイーツもあるという、まさに死角なし!長方形型のベイクドチーズケーキが人気です。
家族で切り分けるには丁度良いサイズなんですよね。ねっとり食感で、味も美味しいです。
このボリュームで399円はスゴイですよね。
たぶん、コーナー化している店が多いと思うので、探せばすぐ見つかると思います!

1位の前に、番外編です。
SNSで一時話題になった、モンスターバーガー。
ティッシュ箱位のサイズ感で、インパクト大な商品です。
私は食べる勇気がなかったですが、正直こういうの見ているだけで楽しいです。

第1位、ヨーグルト箱買い
めっちゃ個人的な事情で申し訳ないのですが、家族全員ヨーグルト好きなんですよ。
毎日食べるモノなので、なんだかんだ出費が馬鹿になりません。
正直、ヨーグルト買い溜めするのがロピアに行く理由の80%占めています。

ロピアの目玉といえば、肉、鮮魚、野菜、果物だと思うのですが、大量に買っても腐ってしまうし、ストック出来る限界がありますが、ヨーグルトは小さい上に長持ちしますからね。
以上、個人的オススメTOP5でした。
ロピアは、目玉商品が多すぎて、行く人によって動機が様々なのが面白いと思います。
④ロピアの悪いところ
先にお話しした現金払いのみ、というのは一番ネックですかね。
基本的に買い込むスーパーなので、レシートが1万円超える場合が多いと思うので。
そして、こればかりは仕方ないですが、とにかく混んでいます。

落ち着いて買い物は出来ないのですね。
駐車場も混んでいるので、大荷物を移動させて車に詰め込む作業は、なかなか大変です。
出来るなら、平日の夕方等の比較的空いている時間がオススメです。
また、何だか全部が安いような錯覚に陥りますが、普通の値段の商品も多いです。
飲料やお菓子あたりは、目玉商品や特売品以外は、高いという事はないですが、意外と普通です。
パンや乳製品はEDLP(特売でない普段のお値段)でも安いですね。
ザックリまとめると、
「日持ちがしないものが安い、長持ちするものは普通、特売品や目玉商品のコスパは異常。」
って感じです。あくまで私の主観ですが、ぜひ参考にしてみて下さい。
さいごに
ロピアの魅力、少しでも伝わりましたでしょうか?
正直、安いだけのスーパーなら他にもあると思いますが、インパクト商品やPOP等のこだわりが凄くて、買い物をしていて楽しくなる、というのがロピアの最大の魅力かなと思っています。
ロピアの出現は、スーパー業界の在り方に多大なインパクトを与えたでしょう。
最近は、飲食業などにも力を入れており、10年後にはグループ売上1兆円を目標にしているそうです。
2代目社長、カトパンもこれから大変ですね。
ビジネスも大事ですが、夫婦生活もラブラブロピアでいて下さい。
ではまた。