
まぁ、ありがちな反応だね…。
実は、世間からのイメージが悪い事を西野さんもわかっていて、その考えはこの本を読むとガラリと逆転するかもよ。
今、日本においてお金の価値を最も理解している人かもしれない。
Contents
「革命のファンファーレ」ザックリ言うと、どんな本?
- お金の常識が変わってるよ!
- 「貯金」から「貯信」の時代になるよ!
- ネットの普及で”実力評価社会”になるよ!
- 無料化の流れと共に、広告戦略も変わってくるよ!
結論から言うと、
「これからはお金ではなく信用を貯めなさい!お金と広告の常識が変わってるよ!」
というお話。

キングコング西野亮廣さんの実績
2000年、20歳の時「はねるのトビラ」という視聴率20%超えのモンスター番組を生み出し、全盛期を迎える。
その後、泣かず飛ばすになり、いつしか好感度低い芸人No.1という不名誉を得る。
2016年に芸人の活動を一時停止し、絵本作家を志す。
絵本『えんとつ町のプペル』の発行部数は37万部。
オリコン2017年上半期“本”ランキングでは、児童書部門とタレント本部門の2冠を達成。
『えんとつ町のプペル』を作る際のクラウドファンディングは2度実施して、支援者数が9550人。
支援額が5650万4552円。
これにより、これまでのクラウドファンディングの合計支援者数は、1万5000人を突破。
合計支援額は1億円を突破。クラウドファンディングの国内歴代トップとなった。
『えんとつ町のプペル展』の動員数は100万人を突破。
今、日本で最も”お金の価値”を知る人間
クラウドファンディングが流行しているのは、ご周知の通りだろう。
上記の通り、それを日本で最も使いこなしているのが、この西野さんである。
つまり、現代のお金の生み方と価値を今日本で最も知る人、と言っても過言ではないだろう。
その西野さんがこう言うのだ。
お金とは信用である。そして、クラウドファンディングは信用をお金に換える両替機に過ぎない。
どういう事か?
10項目に分けたので、順を追って詳しく見ていこう。
①常識をアップデートせよ!
ネットの普及により「距離」「時間」という壁がなくなった。
もちろん、モノの売り方や働き方も目まぐるしく変わっていく。
まさに今、大革命が起きている事を自覚しないといけない!
そんな今の時代に「信用持ち」は現代の錬金術師だ!
②好感度と信用は別物。大事なのは、嘘をつかない事!
「えんとつ町のプペル」の製作費は、クラウドファンディングで集めた。
クラウドファンディングは、集金装置と思っている人がいるが、それは大間違い。
クラウドファンディングとは、信用をお金に換える両替機である。
「それは西野さんが有名人だからでしょ?」というのも、大間違い。
例えば、誰もが知る有名人である「ロンブー田村淳」は大失敗している。
テレビタレントは、信用がないからクラウドファンディングに不向きなのだ。
何故なら、テレビタレントは美味しくない料理でも「美味しい」と言う必要がある。
でもそれは仕方がない。正直に「マズい」なんて言おうものなら、スポンサーに怒られてテレビに出れなくなるからだ。
これだけネットが普及した今、テレビが「嘘」で出来ているのは誰でも知っている。
嘘をつく人は、信用出来ない。
だから、西野さんはテレビから離れた。
有名な事は意味がない。毎日のようにテレビで見るあの有名人が、CDを出しても全く売れないという事が、往々にしてある。
有名人がYoutuberになっても、全く再生回数が伸びない。
その理由は、ファンがいないから。そう、ただの「認知タレント」なのである。
③まずは信用を稼げ。お金を儲けようとするな。
西野さんは最初に、トークイベントの経費に莫大な予算をつぎこんだ。
チケット代は6,000円以上取らないと大赤字だが、あえて2,000円にした。
お客さんに感謝される事、つまり信用を貯める事を優先したためだ。
お客さんは、明らかに値段以上の体験を与えられた事に「感謝する」。
このお客さんが、後にクラウドファンディングで資金を募った時に、お金をくれるようになる。
結局、自分に返ってくるのだ。
ホームレスの小谷を知っているか?自分の一日を「50円」で売る事で、「信用」だけを集めた。
例えば、朝から晩まで庭掃除の仕事を「50円」でやる。
ここで「5,000円」貰うと意味がない。50円だから、「間違いなく感謝される」。
銀行預金はゼロだが、信用貯金がたくさん貯まっていったのだ。
それにより、好きな時に仕事をし、好きな時に旅行に行ける。必要な時だけ、”換金”すれば良いからだ。
④お金の奴隷になるな。時代は「無料公開」だ!
今まで、モノを売るには「場所」が必要だった。
しかし、ネットの普及により場所の制約がなくなり、あらゆるモノが無料公開されるようになった。
「えんとつ町のプペル」は、なんとネットで全て無料公開した。
我が子のように大切な自分の作品を、タダでばら撒くという非常識すぎる行為だ。
無論、多くの批判を集め炎上した。しかし、西野さんは時代錯誤も甚だしいと言う。
結果的に、無料公開する事で本は更にめちゃくちゃ売れた。スタッフにボーナスも出た。
なぜ、タダで公開したのにこのような結果になったのか?
⑤無料公開を批判する者に、未来はないと知れ!
テレビアニメを想像して欲しい。
製作費やらスポンサーやら裏で莫大なお金は動いているが、見る人にとっては無料だ。
無料公開する事でファンが生まれ、後に円盤、CD、グッズ、イベント等でファンはお金を落とす。
ツイッターやフェイスブック等のSNSやソーシャルゲームアプリなどもそう。マネタイズ(有料化)を後ろ倒しにしてるだけだ。
入口を無料にする事で、多くの人の目に触れ、口コミ等によりその商品の価値は勝手に高まっていく。
結果的に、売上は上がり出版業界も潤った。未だに過去の常識に縛られている人は、
お金の奴隷であると知れ。
⑥実力評価社会の到来だ!
ユーザーは、商品の価値を知った上でお金を落とす。
新発売のゲームを朝から並んで買ってみたけど、やってみるとクソゲーだったから「金返せ!」と叫ぶ機会は減るだろう。
これまでのように、広告費にお金を注ぎ込めば「売れる」時代ではなくなる。
商品をクオリティを高める事が、何よりの広告になる時代になった。
作品の無料化とは、「これからは実力勝負だぜ!」という意味でもあるのだ。
⑦これからの広告戦略も変わる!
本を売るには、当たり前だが書店の棚に並べる事が必要だ。
しかし、書店には面積に限りがあるし、ずっと同じ本をずっと同じ場所に置いておけない。
出版社との契約やら何やら、色々な制約があるのだ。
しかし、それは書店の都合であり「えんとつ町のプペル」の都合ではない。
西野さんは、本の予約を自分で集め、自分で出版社から1万部買い取った。書店を介さなかった。
もうおわかりの通り、「西野は自分の本を自分で買った馬鹿だ」と大炎上した。
しかし、それは西野さんの思うツボ、思惑の通りSNSに公開した買取レシートの写真は、翌日のワイドショーを騒がせた。
これほどコスパの良い広告はないだろう。
何故なら、当の西野さんはTVに一瞬たりとも出演していないのだから。
自分のいない場所で他の誰かが動いてくれる事が、最もコスパの良い広告である事を知れ。
⑧究極は「えんとつ町のプペル展」
上記の通り、本は永久に本屋には留まれない。
本を作って本屋に丸投げというのは、育児放棄と言っても良い位、愚行である。
“この子”が売れ続ける仕組みを作らなくてはいけない。
手元には、多くの「原画」が残っていた…。
そこで、「原画展示会」を全国で行った。主催者は、SNSで募集した。貸出代は発生しない。
唯一の条件は「出口で本を売らせてくれ」というもの。
主催者は、集客や地域活性化やらの目的で展示会を主催し、お客様は無料で展示会を楽しめる。
我が子は居場所を失わず、売れ続ける…まさに、全員が幸せになる仕組みなのだ。
⑨商品を「お土産化」した。
とはいえ、考えて欲しい。
「絵本が欲しい!」と思った事は、人生で何回ある?
そう、絵本なんて滅多に買わない。しかし、パンや牛乳は頻繁に買う。
この違いは何か考えた。
それは、単純に「生活必需品であるかどうか」である。
しかし、ふと考える。例えば京都に旅行に行った時、なぜか必要ない旗を買った事はないか?
修学旅行で、二度と使う事のない木刀を買ってしまった思い出はないか?
そう、人間は物にお金を払う事を躊躇うが、思い出には躊躇なくお金を払うのだ。
えんとつ町のプペル展を楽しんだお客さんは、無料で得た体験に満足している、その出口に絵本が並んでいるとどうなる…?
絵本はその瞬間から、お土産にかわるのだ。
ラスト・常識をかなぐり捨て、行動せよ!
西野さんは、あのディズニーを超えると断言した。
その大きすぎる夢を、多くの人が嘲笑って来ただろう。
しかし、その常識こそが、今後は非常識になってくる。自分の行動を制限する枷となるのだ。
誰かの見る夢の傍観者で良いのか?今こそ、現代のお金と広告について、考えを改めてみよう。
さぁ、革命のファンファーレは鳴り響いた!
次は、あなたの番だ!


西野さんカッケー!!大好き!!
ビジネスの最先端に立つ、まさに天才だね!
本当にディズニーを超える日が来るかもしれないね!!

さっきまで、感じ悪いとかオワコンとか言ってなかったっけ!?

は!?言ってねーし!!
むしろお前がオワコンだ、クソ猫!

やっぱアンタだけは「信用」できねーわ!!
以上!
あぁ、あのキングコングの西野でしょ?
なんか感じ悪い人だよね。てか、最近テレビで見ないしオワコンじゃね?
Youtubeでカジサックしか見ないわ~。