「呪術廻戦」アニメ1期のストーリーを解説!【後編】※ネタバレ



京都校はなんと、楽巌寺(がくがんじ)学長から「宿儺の器である虎杖を殺せ」と命じられていました。

呪術界の御三家であるエリート「加茂」は、その命令を許諾します。

呪術界の御三家は「禪院家」「五条家」「加茂家」と言われています。

ちなみに伏黒は、禪院真希と双子の妹の真依と同じ、禪院家の血を引いています。苗字が伏黒である理由は、アニメ本編ではまだ語られません。

真依と西宮はその命令にどうでも良い感じ、三輪は「嫌だなぁ」と正直な感想、東堂は好きなアイドル高田(たかだ)ちゃんのテレビ出演の時間が迫り、「殺すぞ」とブチギレてその場を去ります。

ライバルの京都校もまたキャラが濃いのが、呪術廻戦の魅力ですね。

そんな状況の中、交流戦が開戦。

最初は、同じ武闘派である虎杖と東堂の戦闘から始まります。

東堂はお決まりの問いをします。「どんな女がタイプだ?」と。

過去に、伏黒はその問いに「人間性があればそれ以上は求めません」と答え、「退屈だ」とボコられています。

虎杖は「ケツとタッパのでかい女の子」と答えます。この答えが東堂にドンピシャ!何故か涙を流しながら虎杖を親友(ベストフレンド)と見なします。

このあたりの流れ、本気で意味がわかりません。

東堂のアドバイスの元、虎杖は更に強く成長する事となります。

別のカード、真希と三輪の戦闘。

真希はあの釘崎に「姐さん」と慕われるほど、男勝りで面倒見の良い姉御肌。

禪院家相伝の術式を持たず生まれ、家で落ちこぼれ扱いされていました。

しかし、その代わりに「天与呪縛」という人並外れた身体能力を持ち、呪霊が見える特殊な眼鏡と呪具を用い、呪術師として次期当主を目指しています。

三輪は、シン陰流の刀使い。弟二人を養うためお金が欲しいという、シンプルな理由で呪術師をやっています。

ビジュアル的な可愛さがズバ抜けている三輪が、京都校では一番人気キャラと思います。

結果は、真希の戦略的な戦い方により圧倒、刀使いに致命的な、太刀取りをされ終了します。

別のカードは、パンダVS究極メカ丸。

パンダとメカが戦うシュールな戦闘です。

パンダは、キャラの濃い呪術廻戦唯一の常識人(?)だったりします。

内に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばれる核を持ち、入れ替える事でパワーアップします。

メカ丸は、実は与幸吉(むたこうきち)という人間が本体で、メカを遠隔操作で動かしています。

見た目、るろうに剣心の志々雄誠と思ったのは、私だけではないでしょう。

本当は、普通の姿でみんなと学園生活を過ごしたいという願いが明かされます。

このカードは、パンダがお兄ちゃん核ゴリラモードで辛勝します。

共に人間離れした両者だからこそ、心からわかり合えました。

次のカードは、釘崎VS西宮。

西宮、見た目は魔女っ娘ですね。西宮は「男だと顔の傷は勲章、女は欠点、女は完璧を求められる」と言えば、釘崎は「応える義務がどこにある?テメェの人生は仕事かよ」と返します。

釘崎は禪院真希を慕い、西宮は真依を慕っている、ある意味似た者同士。

自分らしくあろうとする「真希と釘崎」と、不幸に溺れる「真依と西宮」の対比が面白いんですよ。

釘崎はトンカチで殴るのは流石にマズいのでピコピコハンマーに持ち替えたところ、遠距離から麻依がゴム弾で釘崎の頭を打ち、釘崎は倒れます。

そして、因縁の姉妹対決、真希VS真依に移ります。

真希は、落ちこぼれと言われながらも、禪院家当主を目指し高専へ入学しました。

真依は、禪院家の敷かれたレールが嫌で、姉のせいで努力を強いられた事、一緒に落ちぶれてくれなかった事、天与呪縛というある種の才能を妬み、真希を恨んでいました。

真希は銃弾6発撃ち終わるのを確認し攻めますが、それはブラフ。

構築術式というゼロから物を生み出す能力で弾丸を作り、撃ちますが真希は難なく素手でキャッチ。

真依は、「大っ嫌い」と項垂れ、戦闘はそのまま幕を閉じます。

次のカードは、伏黒VS加茂。

エリート同士の対決です。伏黒は「満像(ばんしょう)」という式神を使い、圧倒しますが、加茂も「赤血操術(せっけつそうじゅつ)」という相伝の術式を用い、自分の血液を変化させ応戦します。

が、そこに唐突に「狗巻棘」が現れ「逃げろ」と言い放ちます。

彼は呪言師(じゅごんし)という、自分の言葉を相手に強制させる能力があります。

普段は、語彙を縛るため発言を「おかか」「しゃけ」等、おにぎりの具に限定しています。

なんとここで、呪霊の花御(はなみ)が襲ってきます。

帳(とばり)という結界みたいなものが張られていて、五条先生も手出し出来ません。

狗巻の呪言も反動が大きく、倒れてしまいます。

特級呪具を持った真希と伏黒のタッグでも、全く歯が立ちません。

そこに、みんなが戦っている中でイチャイチャ修行をしていた虎杖と東堂が登場!

虎杖は、真人の仲間だと判明した花御に怒り狂いますが、東堂にビンタされます。

「消えたか雑念は」「ああ雲一つねぇ」と。

虎杖は呪力の究極系「黒閃(こくせん)」という技をモノにします。

東堂は、術式「不義遊戯(ブギウギ)」により相手と自分の位置を入れ替える能力をうまく使い、パワー系の見た目に反して知的な戦いをします。

圧倒される花御は、真人の言葉を思い出します。「戦いを楽しめ」と。

花御は愉悦という感情を覚えます。

そこで、帳を破って遂に五条先生が登場します。「虚式茈(きょしきむらさき)」という技で、今までの戦いは何だったの?という感じで軽く花御を逃走に追い込みます。

こうして、予期せぬ波乱続きの交流戦は中止。

続きは、何故か野球の試合で仕切り直し、虎杖のホームランにより、2対1で東京校が勝利します。

日常に戻り、虎杖、伏黒、釘崎の3人に新たなミッションが課せられます。

この章では、伏黒にスポットライトが当たります。

呪霊による刺殺事件の調査。伏黒の母校にヒントがあると判明し、聞き込みに入りますが、なんと伏黒が中学では伝説の問題児だった事が明かされます。

原因は、自殺の名所である「八十八橋(やそはちばし)」の呪いである事がわかります。

なんと聞き込みの結果、伏黒の姉の津美紀(つみき)も呪いを受けた可能性がある事が判明します。

珍しくテンパる伏黒を「せめて頼れよ、友達だろ」と励まします。

3人は橋の下にある呪霊の結界に乗り込み、伏黒はかつて虎杖が殺されかけた特級呪霊と同型の相手と対峙し、分かれて虎杖と釘崎は結界外で懐相(えそう)と血塗(けちず)と戦闘になります。

懐相
血塗

伏黒は圧倒的に格上な相手に対し、またも死を覚悟します。

そんな時、五条先生の言葉を思い出します。

「なぜ野球の試合の時、送りバントをした?死んで勝つと死んでも勝つは違う。本気でやれ、もっと欲張れ」と。

一見、あまり意味のないように思われた野球の試合が、ここで伏線となってきます。

自爆的な呪文を唱えるのをやめ、領域展開「嵌合暗翳庭(がんごんあいえいてい)」を発動します。

満身創痍で打ち勝ち、宿儺の指を回収。伏黒大好きな宿儺も「それでいい」と満足の様子。

回想にて、津美紀と伏黒は血の繋がっていない姉と弟、すぐ親が蒸発するという歪な関係。

禪院家に売られた伏黒は五条先生から高専に招かれ、資金援助を約束してくれました。

伏黒は、いつも優しくて、でも誰かを傷付けると本気で怒る姉が嫌いでした。

姉は呪いにより今は寝たきりである事が明かされます。

姉に謝りたい、という思いが、伏黒の願いでした。

場面は変わって、虎杖と釘崎。

この変態と化け物、呪胎九相図(じゅたいくそうず)という、試験管で育てられた生命体の内の2体だったんですね。

二人は、当たれば必殺の毒のように体を蝕む術式を食らいます。

しかし、釘崎は自分の掌に釘を打ち込み「共鳴り(ともなり)」という痛み分けの呪法を使い、我慢比べに持ち込みます。

そして、宿儺の指を飲み込んだ虎杖に毒は無効。

虎杖と釘崎の息の合ったコンビネーションで、弟の血塗(けちず)を先に瀕死に追いやり、相手に術式を解かせ、兄を黒閃で腕を吹き飛ばし、立ち上がる弟を釘崎が簪(かんざし)で仕留めます。

ここの戦闘、マジで痺れます。ギターサウンドが特徴的なボーカルBGMとのマッチが、呪術廻戦アニメの一番の見所と僕は思っています。

今回は、釘崎のカッコ良さが光る戦闘でした。

ここで想定外の事態が起きます。兄が弟の死を目の当たりにし、涙を浮かべるんです。

なんと、相手は呪霊ではなく、肉体と感情を持ち合わせた存在でした。

一瞬油断しますが、釘崎の遠距離での共鳴りを藁人形に打ち込み、虎杖が「ごめん」と言いながら、トドメをさします。

帰り道、呪術師として覚悟を決めている釘崎と、迷う虎杖が対比されます。

普通、男女逆と思うんですけどね。「じゃあ共犯ね、私たち」と慰める釘崎が、本当にカッコ良かったです。

そうして、「八十八橋(やそはちばし)」呪いの一件は幕を閉じます。

この事件で、虎杖が宿儺の指を飲み込み受肉した事が、呪霊が目覚める引き金になっている事が判明します。

「自分が助けた人間が、将来人を殺したらどうする?」

それは、伏黒には言えない心に仕舞い込んだメッセージでした。

その後、虎杖、伏黒、釘崎、真希、パンダの5名が1級術師に推薦されます。

束の間の日常に戻ったと思いきや、五条先生からの極秘の緊急招集。

「いこう」

アニメ一期は、ここで終了。

いやぁ、呪術廻戦、如何だったでしょうか?

アニメでは、原作の8巻の最初の方までが描かれる形になりました。

今現在、原作は15巻まで発売されております。

原作ではこの後、五条先生と夏油傑の過去編、メカ丸メインの回、そして登場キャラ総出の大決戦、渋谷事変へと繋がっていきます。

2021年冬には、アニメ本編では描かれなかった、原作の0巻にあたる「乙骨憂太」の物語がなんと劇場版という形で公開されます!


過去のお話になるので、乙骨、真希、パンダ、狗巻、五条先生、そして敵は特級呪詛師である夏油傑(げとうすぐる)がメインキャラとして描かれるでしょう。

東京校1年生組は原作では一切登場しませんが、劇場版ではどうなのか。

映画後のアニメ2期も確定でしょうし、もはやパクリやポスト鬼滅と言わせないオリジナルな傑作ととして、更に加速していく事でしょう。

以上です。

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僕が呪言師なら、こう言います。

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