おはようございます。
K教授です。
今回は、あの京都アニメーションの名作、Free!シリーズ。

最近、何かと違う方面で話題になってしまっている本作ですが…。

ネットの一部では、「Freen!」とか言われてますね。
実はFree!の事、いつか見たいな〜と思いながらも忘れてて、今回の騒動で思い出し、最近ハマったパターンです!
いやー、流石京アニ、面白かったです!

単なる女性向けのイケメン水泳アニメかな?と思ってる方は勿体ないです!
王道の友情と絆のスポ根アニメ、男女問わず誰もが楽しめる名作でした!

アニメは3期まで放送済、新作の映画公開も控えているそうで、見た事ある方は復習として、まだ知らない方はアニメを観るキッカケになるように、今回はFree!の物語の導入部分、1期のストーリーをリアムタイムな温度感で、解説させて頂きます!

それでは、本日の講義スタート!
【OP】
Contents
「Free!」とは?
Free!は、「おおじこうじ」さんによる小説「ハイ⭐︎スピード!」が原案で、
製作はあの「京都アニメーション」。

2013年の7月より1期が放送開始、現在アニメは3期まで放送済。劇場版や特別編も展開。
そして直近では、劇場版Free!theFinalStrokeが9月17日に公開される予定です。

息の長いヒット作ですね。
たしか、けいおん!のヒットからの、氷菓とか中二病でも恋がしたい!とかの流れの後のFree!だったので、京アニが女性向けアニメを作る事に驚いた事は何となく覚えています。

このFree!で一気に女性ファンを爆増させたんじゃないですかね。
僕の勝手な感覚なんですけど、京アニ作品って好きだと公言しても恥ずかしくない気がしません?
「けいおん!」好きって言えるけど、「ごちうさ」好きってあんまり言いにくいもんね。

では、ストーリーとキャラクターを紹介していきます。
Free!一期のストーリーを解説
主人公、七瀬遙。岩鳶(いわとび)高校の新2年生。

水に浸かるのが趣味、常にクールで無表情です
「俺はフリーしか泳がない」が口癖です。
昔、水泳をやっていましたが今はやめています。
幼馴染の親友、橘真琴。

どの角度から見ても良いヤツ。
口下手な遙をいつもうまくフォローします。

新学期、入学してきた葉月渚との再会から、物語は始まります。

三人の共通点は、名前が女の子っぽい事と、昔同じスイミングクラブに通っていた事でした。
ちなみに、こういう中性的な名前、憧れた事ありません?つかさとか、あおいとか。

で、再会してすぐという時ですが、そのスイミングクラブが取り壊しになる事を知り、三人はタイムカプセル的な感じで埋めていた優勝トロフィーを掘り起こそうと、夜にこっそり忍び込みます。

そこで、当時の仲間である「松岡凛」と再会します。

歯がギザギザのイカつい野郎です。
実は昔、遙、真琴、渚、凛、この四人でリレーチームを組んでいたんですね。

めっちゃテンション上がる偶然の再会と思いきや、いきなり遙とは喧嘩腰、水泳で勝負を挑んできます!

レディーゴー!というところで、よく観ると、、水が入ってませんでした…。
いや、普通すぐ気付くだろ!
我に帰った凛ですが、トロフィーを投げ捨て、その場を去ります。
めちゃくちゃ感じ悪い!
翌日、松岡凛の妹、江(ごう)ちゃんが同じ学校の生徒だと知ります。

今度は逆にゴリゴリに男っぽい名前ですが、本人は「こう」と呼んで欲しいようです。
そんな江ちゃんによると、凛はオーストラリア留学から帰国し、水泳の名門、鮫柄(さめづか)学園に編入していたそうです。
翌日、遙達は凛に会うために学園に忍び込みます。

よく忍び込む奴らですね。
遙は凛と再戦しますが、遙はあっさり負けます。

「良かったな。お前の勝ちだ、凛」
その言葉に、凛はブチギレ。そもそも今は水泳部でもない遙に勝っても嬉しくないのでした。

翌日、渚の発案で水泳部を作る事になりました。
元気いっぱいの渚が、ムードメーカーであり、皆を引っ張っていく感じですね。

顧問に天(あま)ちゃん先生を迎え、兄の事を知るため、江はマネージャーとして入部します。
女性キャラは主にこの2人ですね。
天ちゃん先生は、過去にグラビアアイドルだった事を水着関連の仕事をしていたと嘘偽り、過去の偉人の名言をドヤ顔で語るだけの役目です。

江ちゃんは、可愛い女の子キャラを描くのを得意とする京アニだからこそ、男キャラの邪魔にならないよう、あまり深く物語に絡ませないという意図を感じますが、、どうしても、可愛さが溢れ出てしまってるんですよね。
筋肉に萌えている江ちゃんに萌えている自分がいました。
さて、もう1人部員が足りなかったので、渚は同級生でスポーツエリートの竜ヶ崎怜を「女の子っぽい名前だから」という理由で、引き込もうとします。

勢いのある新興宗教の勧誘ぐらい、しつこく付け回します。
怜は、水泳は美しくない、という持論を持っていましたが、遙の何にも囚われない自由な泳ぎに惚れて、入部を決意します。
メガネの理論系なのにカナヅチという、ネタ的なキャラと思いきや、この怜が裏主人公として活躍していきます。

遙の「心で飛べ」という抽象的で意味不明なアドバイスにより、バタフライに目覚め、泳げるようになりました。
県大会を迎え、遙と凛が再戦。

今度は前回と違い、遙もガッツリ水泳部で練習しています。なのに、遙は完敗。
満面の笑みで「もうお前と泳ぐ事はねぇ」。

勝負にこだわりがない遙ですが、ガチで落ち込み、自分を見失います。

真琴も渚も怜も全員負けてしまい、予選落ち。
しかし、出来るマネージャー江ちゃんは、実は翌日のリレーにもエントリーしていました。
さすが、出来る女です。

ただ、待って下さい。
水泳のリレーって4人1組のチームを組むのですが、
遙は「フリーしか泳がない」事にこだわりがあります。
何故か?水が好きというだけで、勝負や競争、タイムには興味がないんですね。
しかし、真琴の「ハルじゃなきゃ駄目なんだ、一緒に泳ぎたいんだ」という思いを受け止め、リレーに参加する事を決意します。
翌日、岩鳶高校はトップ入線、地方大会出場に漕ぎ付けました。

客席から見ていた凛、何故かモヤモヤしています。
特に、かつて自分がいた場所にいる怜に対して、苛立ちを覚えます。

日付は変わって、夏祭り。
渚達は元気のない遙を励ます意味で、誘います。
しかし、凛も夏祭りに来ている事がわかり、避けさせるために、渚は怜に尾行をさせます。
尾行した先、凛はプールサイドにて、幼い頃遙に繋いだリレーの光景を思い出していました。
一方、遙と真琴はお祭の景色を見ながら、語らっていました。
真琴は、この前のリレーで、昔一緒に泳いだリレーの景色を思い出せて嬉しかった。と言います。
遙は、やっと自分の気持ちに気付きます。
水を感じられたらそれで良かった、けど、凛に負けてから全てがどうでも良くなった。
でも、お前らの泳ぎを見て、リレーに出てみようと思った。その時、思い出した。
一つのコースに繋いで泳ぐ事、ゴールした場所に皆がいる事、その事が…嬉しかった!
一方、凛は鮫柄の水泳部部長に、リレーのチームに俺を入れてくれと懇願するのでした。
改めて、岩鳶水泳部は、昔のスイミングクラブの先生だった鬼のゴローこと笹部コーチ指導の元、地方大会優勝を目指します。
笹部コーチの家で鍋を食べていると昔のアルバムを発見。
スイミングクラブの思い出話や凛の話で盛り上がります。
怜は一切接点がないので、全く話題に入れません。辛いですね。
僕も経験ありますけど、同窓会とかで自分の知らないコミュニティの思い出話になった時の疎外感と謎の申し訳なさ、あれ何なんでしょうね?
怜は過去に凛と皆に何があったか、問います。
実は、凛は小学生の時、遙と同じ学校に転校して来たんですね。
凛が言った「俺と一緒にリレーに出れば、見た事のない景色を見せてやる」という言葉に、遙の心は動かされました。
凛の父はオリンピックを目指す選手でしたが、水難事故で亡くなりました。
父と同じスイミングクラブに入って、そこで最高の仲間とリレーを泳ぐ事が目的だったんです。
遙、凛、真琴、渚の4人は、見事リレーで優勝し、凛は修行のためにオーストラリアへ旅立ちました。
とはいえ、ここまで過去に固執する理由がわからず、怜は翌日、凛に会いに行きます。
遥の事をどう思っているのか、掴み合いになりながら、問い詰めます。

遙に勝った上でまた、リレーに出たいとか、何がしたいんだと。
怜は、遙達のチームの一員として泳ぎたい、もし邪魔をするなら許さない、そう宣言し、その場を去ります。
動揺する凛、対して怜の目には迷いはありませんでした。
地方大会前日、岩鳶水泳部はホテルに泊まります。
なかなか寝付けない中、遙は真琴に「お前がいてくれて良かった、ありがとな」と背中を向けたまま呟きます。
あの超絶口下手な遙からそんな言葉が聞けるなんて…真琴に感情移入し、ドキドキしてしまいましたね。
一方、凛は怜を呼び出し、遙との因縁の過去を打ち明けました。
昔、凛がオーストラリアから一時的に帰国した時、遙とバッタリ会い勝負をしました。

その時、遙が勝利し、凛は泣き崩れてしまいます。
実は、凛はオーストラリアに修行に行ったものの、うまくいってなかったんです。

絶望した凛は、水泳を辞めると決意しました。
一方で遙は、自分が凛を傷付けてしまったという罪悪感を抱き、水泳を辞めてしまうという、すれ違いがありました。

しかし遙達が夜忍び込んだ鮫柄での勝負で、凛は再び水泳への熱意を取り戻します。
そして、県大会の遙や怜達のリレーを見て、昔リレーで優勝した時の気持ちを思い出し、鮫柄で最高の泳ぎをしようと決めたと打ち明けます。

そこから最終話「遙かなるフリー」。
地方大会が始まり、フリー100m個人戦に凛は出場。
しかし、らしくない不甲斐ない泳ぎで惨敗。
実は、直前でリレーメンバーから外されていたんです。

凛は暴れながら「俺は所詮この程度、水泳なんて辞めてやる!」と逃げ出します。

居合わせた遙達もその事実を知り、愕然とします。
唯一、全ての事実を知る怜は、遙達に真実を打ち明けます。

そして怜は悟ります。
凛は、本当は勝負なんてどうでも良かったんじゃないか。ただ、遙先輩や最高の仲間と泳ぎたいだけだったんじゃないかと。
遙は、「なぜわかる?」と怜に問います。
怜は答えます。
「それは、僕も彼と同じ気持ちだからです。あなた達と、最高の仲間達と、泳ぎたい。遙先輩だって同じでしょう?勝負なんてどうだっていい、一緒に泳ぎたい人がいるんでしょ!?」

遙は、自分の本当の気持ちを口にします。
「…凛と泳ぎたい」
それは、怜にとっては残酷な答えでしたが、彼を救ってあげて欲しい、どうすれば良いか答えは一つしかない!声高に伝えます。
遙は凛を必死で探し、追いつくものの凛は錯乱していました。
遙は伝えます。「仲間とリレーを共に泳ぐ楽しさ、お前が教えてくれた」

しかし、
「黙れー!!」と、掴み合いの喧嘩になります。

しかしふと、そこにある木が目に入り、凛がオーストラリアに行くと遙に伝えた思い出の場所に似ている事に気付きます。

凛は泣き出し、「俺もお前らと泳ぎたかった」と本音を打ち明けます。

遙は、かつて凛に言われた言葉をそのまま返します。
「凛、来い。今度は俺が見せてやる、見た事のない景色を」

遙、こんなにアツい奴だっけ?成長を感じました。
ここから、まさかの超展開が始まります。
リレーの本番の時間、なんとか遙達は間に合います。
背泳ぎの真琴から、平泳ぎの渚に繋ぎ、バタフライの怜に繋げるところで、、
なんと、スタート台に立っていたのは凛でした。

笹部コーチの「フリー過ぎるだろ!」というド正論すぎるツッコミ。
全員がベストを尽くし、岩鳶高校は一位。
凛は「ハル、最高の景色、見せてもらったぜ」と泣きながら遥に抱き着きます。

客席から怜は呟きます。
「本当に美しいですよ、あなた達は」と。
怜、、ねぇ、どんな気持ち?あれだけ水泳部に入ってくれって頼まれて入って、最後の最後で蚊帳の外って、どんな気持ち?

凛の心を救う事を優先させた怜の覚悟は、この作品で一番美しいと思います。
感動的な試合でしたが、もちろん失格。
先生に怒られますが、離れていても違うチームでも仲間だから!みたいな感じで解決しちゃいます。
不法侵入の前科がある岩鳶水泳部員ですが、今回もあまり反省の色はありませんでした。
一方、凛は部長に頭を下げて謝罪し、責任を持って退部すると宣言します。真っ当ですね。
傍若無人だった凛の、成長が感じられます。
部長は、「許さん。違う形で責任を取れ。鮫柄であの泳ぎを見せてみろ」と言います。
めちゃくちゃ良い部長ですね。
岩鳶水泳部は、次もこの4人でまた同じ会場に来る事を誓います。
最後のシーン。
鮫柄との合同練習が始まります。すっかり仲直りして、怜とも仲良くなったようです。
遙は凛に問います。
「親父さんの夢、追いかけるんだな?」
「いや、今は俺の夢だ。そういうお前はどうなんだ?」
遙は空を仰ぎ、答えます。
「俺は…」
思い返すのは、試合の後に撮った、昔からの最高の仲間、そして怜を含めた5人の写真でした。
おしまい。
さいごに
以上、如何だったでしょうか?
かなりはしょって喋ったので、エピソードの全ては伝えきれませんが、Free!1期の流れは掴んで頂けたでしょうか?
水泳というスポーツを通して、過去の栄光、すれ違い、挫折、そして新たな道を踏み出す高校生男子達の友情ドラマでした。
この収録時点では、私はまだ2期も見ていませんので、この先の展開が楽しみですし、新作の映画に追いつきたいなと思います!
ぜひ、フリーの魅力、コメント欄で教えて下さい!
さいごに、
京アニさん、色々ありましたが、見た事のない景色、これからも僕らに見せて下さい。
ではまた!