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はじめに
おはようございます。ケーズィーです。
2022年で16周年を迎える昔のアニメですが、未だにファンの多い作品コードギアス〜反逆のルルーシュ〜。

どれだけこの作品が厨二病患者を増やした事か!
コロナよりタチが悪いのが…治らないというところ。

2017年には総集編として再編集された劇場版3部作、興道、叛道、皇道がスタート。

その流れで2019年には完全新作、復活のルルーシュが公開されました!

今回はアニメ本編のラスト、あるいは劇場版3部作をご覧になられた方に向けて、復活のルルーシュの解説&考察をさせて頂きます!
主観的な考察やネタバレが苦手な方は、ブラウザバックをお願いします。
それでは、本日の講義スタート。
【長いのでYoutube動画がおススメです】
コードギアス復活のルルーシュを全力解説&考察!

まず、タイトル聞いた時に全員が思ったと思います。
「復活するんかい!!」
それ位、皇帝ルルーシュの死をもってこの上なく綺麗にアニメの物語は終わりましたからね。

前置きとして、今回の復活のルルーシュは、アニメ本編無印・2期のR2ではなく、劇場版3部作の続編という位置付けです。

大きな違いは、シャーリーが生きているという事。
劇場版3部作を見てない人は「なんでこっちも生きてるねん!」となると思います。
アニメ本編では、父親の仇となったルルーシュを許し愛を貫くも、ロロに殺されるという衝撃的な展開でしたが、劇場版ではその下りは丸々カットされ、生存しています。

アニメ本編と劇場版は、パワレルワールドという設定です。
どういう事?ですって?
パワレルワールドという設定です!(論破)。
まぁリアルなところ、シャーリー生存を望む根強いファン向けのファンサービスだったのではないでしょうか。

本編の解説に移ります。
ゼロレクイエムから1年後。
世界は超合衆国を中心に再編され、戦争もテロもない奇蹟の明日(あした)と呼ばれていました。
ナナリーはゼロとなったスザクと共に難民キャンプの視察に行っていたところ、ナイトメア集団に襲われます。

スザク「破ったな、ルルーシュが残した平和を」
スザクが応戦するものの、なんとなんとあのスザクがアッサリ敵の罠にハマり、ナナリーも捕まります。

そのテロ速報を見るC.C.の側には、目が虚な廃人ルルーシュが居ました。

驚くほどアッサリ登場!!
何故、生きているのか?
勿論、ゼロレクイエムの時、ルルーシュ自身は死ぬつもりでしたが、実は、「Cの世界でコード継承してたらワンチャン死なないかも!」と考えたC.C.が、ジェレミアとシャーリーに遺体の回収を頼んでいたんですね。

しかし、魂までは復活出来ず、会話も出来ず食事すらままなりません。

以前はピザ食ってゴロゴロしてるだけだったC.C.が、介護しているという意外な状況。
C.C.はCの世界と再び繋がり、ルルーシュを再構築するため、戦士の国ジルクスタンを訪れます。
そこで、シュナイゼルの密命によりナナリー達の探索に来ていたカレン、咲世子、ロイドと再会します。
これはルルーシュの望んだ結末でないとカレンは泣きギレるものの、協力します。

C.C.達は、大監獄の地下にあるアラムの門に潜入します。
この門からCの世界へと繋がれるんですね。
大監獄では、今作のラスボス、シャムナの弟であるシャリオが、拉致したスザクに拷問をしていました。

これもアンチスザク勢へのファンサービスでしょうか!?
シャリオは姉と国のため、最強の戦士になれるよう、スザクを徹底的に研究していたのです。
C.C.一行はまずは大監獄への潜入に成功、混乱を招くために囚人を解放しますが、そいつらは何故か囚人のフリをしたジルクスタンの兵士でした。

完璧に密入した筈が、こちらの行動が全て読まれていたのです。
応戦するも多勢に無勢、紅蓮でないカレン、咲世子もロイドも捕まってしまいます。

ルルーシュとC.C.は何とかCの世界へのアクセスに成功し、ルルーシュは記憶を取り戻します。
現実世界ではC.C.も敵に撃たれ絶望的な状況の中、ルルーシュが覚醒!
「ルルーシュ•ヴィ•ブリタニアが命じる。今すぐ、この場にて死ぬがよい」(似てねー…)

これこれ、ファンはこれが見たかった!
ルルーシュ、よゆーの笑顔~からの~?死ね!!

コード保持者でありながら、何故かギアスも使えるチートとして復活します。
その後、囚われのスザクをルルーシュは救出し、再会します。

スザク、どんな気持ちぃ??願いとはギアスに似ていないか?とかロマンチックな事言われて、ゼロレクイエムだ俺を殺せと命令するから殺したのに、たった一年後位に拷問された後の心身共にボロッボロの時に急に目の前に現れたら、ねぇねぇ、どんな気持ちぃぃーー??
と、煽る間も無くスザクはルルーシュをボコボコにします。

とはいえ、協力体制を取り、シェスタール•フォーグナー率いる敵を得意の煽りプレイで舐めプ撃破。
このシェスタールですが、序盤からちょいちょい登場し、予告PV等でも目立っていて強キャラ感あったのに、安い挑発に乗り雑魚の如く一瞬で倒されます。

ルルーシュはナナリーを救うため、ルルーシュ•ランペルージとしてゼロに戻る事を決意します。

ちなみに、ナナリーはどこにいるのか?
ジルクスタンの神殿で囚われています。今作ラスボスのシャムナのギアスは「無限新生」。

自分の死から時を6時間巻き戻します。
厳密には、6時間前の自分に記憶を送っているだけの、自己完結型のギアスです(ここポイント)。
僕だったら、一日競馬見た後自殺して、もっかい1Rからやり直しますね。
元々、未来予知のギアスでしたが、ルルーシュがラグナレクの接続を阻止した事でCの世界の理が乱れ、死に戻り能力に変異してしまったらしい。
コード継承者になろうとするものの、失敗。

「なり損ね」となってしまいますが、シャルル達の血縁であるナナリーを利用して再びCの世界にアクセスし、戦争でしか生きていけないジルクスタンという国と、未来予知で何度も死ぬ姿を見た弟のシャリオを救うため、世界を再編しやり直す事を目的としています。
シャリオは車椅子の生活をしています。

シャムナは悪の敵役として描かれていますが、根底にある戦う理由は、ルルーシュに似ているんですよね。
ルルーシュ一行は、辺境の村でコーネリア軍と合流します。
絶対ゼロに従うマンのシュナイゼルより、本国からナイトメアも送り込むとの事ですが、

ルルーシュと手を組む事に、コーネリアは無論納得出来ません。

以前のルルーシュなら、言葉巧みに脅迫し、無理に従わせるところですが、、
なんと自ら仮面を脱ぎ、懇願します。

ルルーシュの成長を感じるシーンです。
こうしてナナリー奪還作戦が開始。
ルルーシュ指揮、スザク、カレン、コーネリア部隊、ジェレミアとアーニャも参戦。

勝ち確です、ありがとうございました。
余裕でシャムナを追い詰めますが、敵もチート。

死に戻り、全ての作戦丸分かり状態、ルルーシュの戦略は全て打ち砕かれます。
てか、そもそもこの時のルルーシュは敵がシャムナである事もわかっていません。
顔も見えないチート過ぎる相手に絶望するも、C.C.が叱咤します。

「私も絶望的だった。それでも諦めなかった」
私の知っているお前もそうだった、と。

ルルーシュはその言葉で目覚めます。
覚醒ルルーシュ、気持ちの面でも更に覚醒します。つまり最強。
ギアスの効かないC.C.に何通りかの作戦を伝えておき、ランダムに実行していくという行動に出ます。
普通に考えて、思考を読むとか過去に戻る能力っぽいですが、それだとC.C.には通用しない訳です。
ルルーシュは相手が誰なのか、ギアス能力は何なのかを22パターンまで絞り込み、ある不自然な3つの点に気付きます。
①不自然な突貫工事の跡

②自分の国を守ろうとしない無謀な戦い方
③人質ナナリーを利用しない
以上から、仮に過去に戻れる能力だとしてもせいぜい9時間以下である事、ひとまず国はどうなっても良いと思っている事、人質ではなくナナリー自体に目的がある事に気付きます。
しかし、最後の2パターンまで絞り込んだところで、万策尽きてしまいます。

ルルーシュは、シャムナと対峙し、ギアス以上の必殺技を放ちます。
その名も、「ハッタリ」!!

劇場版の最後の技って、仲間との絆ビームとか、元気玉的なやつとか、新しいオリジナル必殺技とかじゃないですか。
ただのハッタリ!!
ルルーシュ「まさか俺と同じギアスを持っている奴がいるとはな!ゆっくり話そう、ミントティーでもご馳走してくれないか?いや、苦手だったかな?」と軽口を叩きます。

シャムナはテンパります。
え、マジで言ってる?私が知らない内に、こいつとミントティー好き嫌いみたいな会話をした事があるの?これは迂闊に手出し出来んぞ!と。
シャムナは、ルルーシュを襲う側近を制止します。「殺してはなりません!」

ルルーシュ的には、かかったなと!
発動条件が死ぬ事である事が、このシャムナの咄嗟の行動で確信に変わったのでした!

側近の部下達には、自分を襲うフリをする事、指パッチンしたらシャムナに槍を向ける事を命令していました。恐らく、シャムナがミントティーが嫌いというのも、側近からギアスで聞き出していたのでしょう。
完璧な下準備、完全に勝利!

ルルーシュ「眠るが良い、とこしえに!」

もしここで迂闊に殺していたら、ルルーシュの負けだった訳です。まさに、ギリギリの読み合い。ルルーシュの命賭けの心理戦、流石としか言いようがない!
10時間後にシャムナごと神殿を爆破する事で、シャムナは終わりなき眠りループ、「寝てる⇒死に戻り⇒寝てる⇒死に戻り…」を永遠に繰り返す事になります。
ジルクスタンは、戦争を生業としてきた国、平和は衰退を意味しました。
シャムナは世界をやり直す為、Cの世界から神にアクセスしたかったですが、

シャムナは適性がなくコード継承も不完全だったので、素質を持つシャルルの血を引くナナリーを利用しようとしていたのです。

一方、戦場ではスザクとシャリオの戦闘。
身体は不自由でもナイトメアの操縦はラウンズ級。
スザクはランスロットSin。

世界の悪の象徴となった機体ランスロットですが、名前に「罪」を意味する「Sin」を付けたから別に良いっしょ、という理由で開発が進められていた機体。
スザクはシャリオを何とか撃破。
紅蓮特式のカレン、コーネリア軍も何とか打ち勝ちます。

ルルーシュは、目覚めないナナリーと共にCの世界へ行き、再会します。
シャルルの残滓により闇に飲まれますが、Cの世界の集合無意識により救われます。

この作品一の迷言「また君達に助けられたか」という台詞があるのですが、このルルーシュの台詞の個人的な考察です。
シャルルとマリアンヌが望んだ嘘のない優しい世界を否定し、それでも俺は明日が欲しい、というルルーシュの願い(ギアス)に答えた集合無意識、そこにはユフィやロロの意志も含まれていたんじゃないかと思っています。
一件落着。
ナナリーはルルーシュとまた一緒に暮らす事を願いますが、もう立派に一人で生きているナナリーには、自分は邪魔だとルルーシュは断ります。

ルルーシュにとって、既にナナリーは守るだけの存在ではなくなっていたのでした。
黙って去るC.C.をルルーシュは追い掛け、一緒に行くと告げます。いつもの痴話喧嘩の末、質問します。
C.C.「大体、名前はどうするのだ?」
ルルーシュ「じゃあ、ルルーシュ•ランペルージから取って、L.L.とでも名乗るか」

何気なく言ったその言葉の意味、重さ、そしてルルーシュの覚悟にC.C.は気付き、本当の涙と笑顔を浮かべます。

L.L.を名乗るという事は、人としての生を捨て、C.C.とのギアスの欠片探しに自分の全てを捧げるという覚悟でした。
かなり遠回しな、不器用なルルーシュらしいプロポーズみたいなものですね。
いつかの日、Cの世界で交わした
「俺が笑わせてやる」という約束が、
ここで果たされたのです。
二人は手を繋ぎながら歩き出します。
そして、いつかの日、どこかの森の中で、

ルルーシュは力を望む者に、その覚悟を問うのでした。
おしまい。
さいごに
以上、コードギアス復活のルルーシュ、如何だったでしょうか?
ファンサービス満載の展開、そして皆大好きルルーシュの大活躍!
そしてまさかのC.C.エンド!!
ナナリーがフラれてしまうのも、切なかったですね。
言い忘れてたけど、ナナリー可愛い。

感動のラストで、ルルーシュの物語は幕を閉じました。
さすがに語り切れないので、色んなキャラの活躍、描写をカットしまくっています。
サブスク解禁もされていますので、ぜひ本編もご覧下さい!本当にファンが心から楽しめる作品になっています!
初見では飲み込みづらい設定の為、この動画解説がお役に立つと幸いです。
しかし、コードギアスシリーズはまだ終わりません。
アプリゲームでの展開、そして新作アニメ「奪還のゼット」を控えており、まだまだ目が離せません!

また、ユーロピアでの出来事を描いた外伝「亡国のアキト」も噛めば噛むだけ面白い作品ですので、リクエスト頂ければやらせて頂きたいです!
まだまだ謎が多いコードギアスの世界、これからの展開が楽しみです。
最後に、ここまで見て下さったあなたに、私からの願い、ギアスをかけさせて下さい。
「ケーズィーが命じる。今すぐチャンネル登録ボタンを押すがよい!」
ではまた。