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大人が泣ける感動のアニメランキングTOP5!
(※ネタバレ注意)
今回の泣けるアニメランキングのルール!
- 管理人の主観と偏見に塗れているので、それを前提に!
- あくまで、入門編。あまりクセのある作品は除く。
- アニオタデビューがゴール。ワンピースやフランダースの犬のような、メジャーなものは除外。
- とにかく泣ける、感動するアニメがテーマ!
それでは、早速いってみよー!!
第5位・とらドラ!(泣ける度★)
学園青春モノ→王道オブ王道!青臭い恋と友情の物語!
必要ティッシュ6箱

青春を絵に描いたようなアニメ。
学園青春恋愛モノという事で、誰にでも見やすく、絵柄も可愛いので取っ付きやすい。
この手のアニメランキングになると、大体2位とか3位とかにランクインする、10年経っても色褪せない感動品。
最近は、Dアニメとか見放題サイトで、昔のアニメを見れるから良い時代よねー!
僕の場合は、めっちゃ感動したし面白かったけど、青臭すぎてたまに見ててこっちが恥ずかしなる事もしばしば。
一世を風靡したツンデレボイス、声優の釘宮理恵がブレイクして、世がツンデレ一色になったのもこの頃。
設定をザックリ説明すると、主人公の竜児とヒロインの大河は、お互いの親友が好きで、共同戦線を張るものの、なんやかんやお互いを好きになってしまう、という話。
親友を思う気持ちと、自分の恋心との葛藤が、うまく描かれています。
青髪の「亜美ちゃん」赤髪の「みのりん」も魅力的で、人によって好みは分かれそう。可愛いだけでなくて、女の怖さというか、人間臭い部分が描かれているのが、この作品の大きな特徴。
ガチの殴り合いがあったり、青臭いポエム語ったり、親とのいざこざがあったり、青春要素をこれでもかと詰め込んだ感じのアニメ。
全24話で、テンポよく話が続いていくし、修羅場的な展開もあったりと、見てる方を飽きさせない作品なので、長期休みに一気見して頂きたい作品です。
「廊下で転ぶと鼻血が出て、」
第4位・Kanon(カノン)(泣ける度★★)
泣きの原点!原作を120%にパワーアップさせる「京アニ」の底力!
必要ティッシュ18箱

京都アニメーション、略して「京アニ」の名前を知っている方は多いと思います。
「けいおん!」や「涼宮ハルヒ」を作ったアニメスタジオ、といえば、元リア充の方でもピンと来るかもしれません。
このKanon(カノン)は、「涼宮ハルヒの憂鬱」の直後にリリースされた、今から19年前に発売したエ〇ゲが原作で、今や大物アニメクリエイター「麻枝准」がメインライターをやっていました。
いわゆる「泣き」系のジャンルを確立し、ゲームの歴史を変えた作品でもあります。
人生観を変えるほどインパクトの強いシナリオは、多くのオタを生み出しました。
アニメ化は2回目で、1回目は東映アニメーションが作っていたが、あまりに作画が酷く、あごアニメとネタにされ感動が台無しに。

ちょwwwおまwwwあごwwww
という事もあって、京アニの綺麗過ぎる作画でKanonがリメイクされるという事で、ファンの間では話題になりましたが、如何せん原作が古すぎるのと、ハルヒの影に隠れちゃったのか、あまり認知度は上がりませんでした。
しかし、24話でガッツリ”何度も泣ける”作品は、稀有だと思います。
ストーリーは、とにかく泣ける。恋愛モノっぽいけど、実は内容は「家族」や「姉妹」愛、「友情」といった絆がテーマで、男女の恋愛だけに比重を置いていない、というのが一番の泣ける理由かもしれません。
8年位前かな、陽だまりの彼女って映画が感動する!って一時期話題になってて、当時見に行った事があるんだけど、まんまKanonに出てくる「真琴」シナリオと同じ展開でビビった記憶があります。
いや、それを今更批判したいのではなく、たぶん、色々な作品のルーツとなっている作品であり、万人受けする、大袈裟にいうと「泣き」の原点なのかも。
今となっては、12年前のアニメですが、今見ても綺麗だし、古臭さは一切感じないのはスゴい。
雪というのがテーマになってくるので、ちらつく雪や夕暮れの光など、背景や演出へのこだわりは、さすが京アニ。

難点をいうと、原作がマルチシナリオの複数ヒロインという事で、世界が羨むような大恋愛を乗り越えた相手が、次の回以降でただのサブキャラ化しているという、この落差に違和感を感じると、しんどいかも。
そのあたり割り切った上で、シナリオ、背景の綺麗さ、女の子の可愛さ、全て高水準の本作を楽しんでみて下さい。
第3位・魔法少女まどか☆マギカ(泣ける度★★★★)
ギャップが詰まった超展開アニメ!時を超える一途な想いが泣ける…。






「僕と契約して、魔法少女になってよ」
リア充の方でも、数多の他コンテンツのコラボや、パチンコスロット等で、この作品に少しでも触れた事がある方は少なくないと思います。
元々は、原作のないオリジナルアニメで、先の読めないストーリーが話題になりました。
盛り上がるに盛り上がり、残すとこ2話というところで、関東大震災が起こり、しばらくの放送自粛で結果的に引っ張る形になり、話題性に拍車をかけました。
様々なミスリード(思わせぶりな演出)や、かわいい絵柄なのにグロテスクなシーンがあったり、イヌカレー空間と呼ばれる、特殊な演出も今までにない斬新なモノでした。

ちなみに、放送開始前から「シャフト」制作という事で話題にはなっていましたが、下の画像のような触れ込みでした。

どう見ても、ハートフル魔法少女アニメ。プリキュアとジャンルは同じと思っていました。
シナリオライターを何故か隠してる時点で、何か違和感はあったのですが、アニメ公開前から視聴者を裏切る気満々だったのは明白。
それが、有名なこのシーン。

通称「マミる」
憧れの先輩がこんな姿に。。当時のネットの「ざわざわ」は半端なかったです。
製作者の狙い通りに、一気にプチ社会現象にまでなりました。
ただ、派手なバトルシーンや絶望に向かう少女達の行動に目が行きがちですが、演出込みで心理描写が細かいところも、本作の大きな魅力です。
「ほむら」の視点に立てば、これほど悲しい物語はありません。
「まどか」に託された希望を何度も打ち砕かれながらも、健気に何度も立ち上がる心情を思うと、本当に泣けます。
アニメで見るよりは、今ならTSUTAYAなどのレンタルで、
「総集編前編」→「後編」→新作映画「叛逆の物語」の3作を順に見れば良いと思います。
第2位・Re:ゼロから始める異世界生活(泣ける度★★★★★★)
ただのラノベアニメと侮るなかれ!絶望と感動の荒波が凄い!
必要ティッシュ60箱

通称「リゼロ」
アニメから2年経っても、ゲーセンとコラボしたり、グッズも人気があり、OVA発売も控えており、まだまだ勢いが劣らぬ本作。
ラノベ・異世界モノ・萌え・ファンタジー・エルフ・タイムリープ・お姫様・メイド・グロテスク・ヤンデレ等々、とにかく売れそうな要素を詰め込んだ作品。
一時期、乱立するグロい系ラノベアニメに辟易しておりまして、ちょっと馬鹿にしていて、リアルタイムでは見ず、後に友人に強く勧められ、渋々見たという経緯だったのですが、見なかった事を後悔しました。
一気見して、寝不足でフラフラでした。
主人公「スバル」が異世界に飛ばされて、出会ったハーフエルフの女の子「エミリア」と仲良くなるものの、何者かに殺されて死ぬ前にタイムリープする、という典型的なベッタベタのラノベ展開。
しかし、リゼロはそこいらのラノベモノとは一線を画しておりました。
ストーリーが斬新で、展開が思いもよらない!
「死に戻り」というタイムリープは、言葉通り、死ぬと死ぬ前に戻るシステム。
必ず同じ時間に戻るワケではなく、セーブポイント的な感じで、戻る時点はストーリーが進むに連れて更新されていく。
なので、人間関係や自分の行動が毎度全てリセットされるワケではないので、どんどんテンポ良くストーリーは進んでいく。
基本、ワケもわからず殺される→”死に戻り”→原因を探り掴みかけるが、結局殺される→”死に戻り”→仲間と力を合わせて危機を突破する!みたいな流れ。
ループモノである以上どうしても避けられない、同じシーンの繰り返しがあまりないのが、最もこの作品で工夫されているところかなと思います。
同じ事を繰り返すと死ぬので違う行動をとろうとするし、逆に前回うまくいった部分は、なるべく前回と同じ行動をなぞろうとしたり、ありがちな”タイムリープ”という要素を本当にうまくストーリーの演出に使っている作品です。
よし、今度はいけるぞー!!ってなった時に、理不尽にメッタメタに殺されます、しかもけっこーグロイ。
絶望感、半端ないです。
あと、リゼロを語る上で外せないのは「レム」の魅力。

破壊力が凄すぎて、一時期ネットでかなり話題になっていました。
なんの破壊力かというと、「嫁」感ですね。
とにかく可愛いのは勿論、主人公の最大の味方であり、戦力的にも強いからめっちゃ頼りになる!
スバルにとって最高のパートナーだけれど、あくまでこのリゼロはエミリアを救うお話なので、決して結ばれる事はないという二人の切ない関係も、リゼロの最大の魅力だったりします。
とにかく、レムの真っ直ぐな思いが、泣けます。
練られたストーリー、可愛い作画とキャラクター、間違いなく傑作なのですが、一部では人を選ぶと言われるアニメでもあります。
その所以は、主人公スバルが受け入れられるかどうか。
とにかく、これでもかという絶望と苦痛を何度も繰り返し、壊れてしまったり、言動がイタかったり、エミリアにゲス過ぎる酷い事言ったり、けっこう主人公らしからぬ行動を取ります。
ただ、これほど不幸な主人公はなかなかいないと思いますし、個人的には人間臭くてカッコいいと思うのですが、それを受け入れられるかどうかで、作品の評価は変わるかもしれません。
第1位・CLANNAD(クラナド)(泣ける度∞~インフィニティクライ~)
クラナドは、人生
必要ティッシュ120箱

「俺達は登り始める、長い長い坂道を」
Kanonと同じゲームメーカー「Key」の3作目当たる作品(2作目のAIRも泣けます!)で、同じく京アニがアニメ化したものです。
「クラナドは人生」なんてネットでは言われていますが、決してネタではなく、多くの人の人生観に影響を与えたアニメではないでしょうか。
感動するアニメ、泣けるアニメは珍しくないですが、人生観まで変えさせられるアニメに出会う事は、難しいでしょう。
恋人、仲間、家族、住んでいる町との繋がり、全ての「愛」を描いた作品。
いや、大袈裟とか言い過ぎとかではなく、ガチ!
物語は前編と後編「AfterStory」があり、全46話(番外編含む)という事でボリュームはありますが、お休みに一気に見て欲しいです。
人生と言われる位ですから、主人公の「朋也」とヒロインの「渚」が出会う高校生活、結婚し社会人になり、「汐~うしお~」が生まれる、という一連の人生のイベントが詰まっています。
キャラも大勢ですが個性的で、音楽、演出、作画、どれをとっても最高レベル。
特に主題歌は、物語を最高に引き立てます。原作と同じ曲(アレンジ有)、BGMを用い、原作に忠実なのが京アニ制作の良いところ。
あと、ギャグが多めで日常の掛け合いが面白く、あまりストーリーが重いばかりにならず息抜きが出来るのも本作の魅力。
とにかく先入観抜きで、騙されたと思って見て頂きたい作品です!
番外編・聲の形(感動の名作であり、問題作?)
「障害者」と「いじめ」という重いテーマを描き切った作品。

感動する…のも勿論ですが、それ以上に「考えさせられる」作品でした。
順位付けしにくいため、番外編という形でご紹介します。
本作は、京アニの映画作品。
上の「Kanon」や「クラナド」と同じ制作会社です。
薄々気付かれていると思いますが、私、京アニ信者と言われても仕方ないですね、はい。
それはさておき、あのゆるゆる日常アニメ「けいおん」と同じ監督が作ったとは思えない、「いじめ」や「障害」をテーマにした、かなり踏み込んだ作品なのですが、同年に流行した「君の名は」の影に隠れてしまって、もう少し話題になっても良かったのになー!という勿体ない作品でもあります。
ただ、この前の24時間テレビの裏番組としてNHKで放送されていたので、感動ポルノへの当て付けか?とも言われたり、何かと話題にはなり続けていたりはします。
ザックリとしたストーリーは、
主人公の将也は年少期はいじめっこで、友達と一緒に聴覚障害のある硝子をいじめていた。
ある日、いじめが行き過ぎ、硝子が耳から血を流すまでの事態に。
将也はいじめの張本人として吊るし上げられ、一転、いじめられっこになる。
硝子は転校し、お互いは離れ離れになる。
高校生になり、将也は自殺を決意し、最後に硝子に会いに行くが、その再会をキッカケに人間関係が一変していくという、ラブストーリー。
ラブストーリーではあるけど、主軸は友情であり、各キャラクターの成長物語でもあります。
この作品の凄いところは、この二人は勿論、周りのいじめに加担していた人間、全員のキャラクターが人間味に溢れているところ。
いい意味でもあるし、悪い意味で「偽善」や「ズルさ」も表現されています。
正直、胸糞悪く感じてしまう人もいると思うけど、いい意味で人間の「リアル」な感情を表現し切っています。
ただ、こういう障害をテーマにした作品はあるが、大体は障害者は一方的な被害者だが、聖人のような広い心を持っていて、その真っ直ぐさに周りが感化されて平和になっていく…というものがありがちだが、この作品は、ヒロインの硝子の弱さやダメなところもうまく表現されていたり、異常に自己評価の低い主人公と「似たもの同士」という関係性が面白い。
絵に描いたような優等生だが、偽善者を貫く「川井さん」や、終始、悪者・性悪女として描かれるが、誰よりも硝子に真っ直ぐに向き合った「植野」など、サブキャラの個性も強い。
また、ヒロインが喋れない分、水だったり光や影だったり、籠ったように聞こえる音など、演出面にも拘った、稀有な作品です。(その辺の特徴も、”君の名は”に持っていかれた気がするが…)
……正直、この作品を見終えた後、なるほど、そりゃあ物議を醸すだろうなー、賛否両論だろうなー、と思いました。
障害者に対するいじめの光景がまじまじと表現されているし、障害者の硝子自身も、悪いトコあるよね、みたいな描かれ方をされている部分もあるからです。
ただ、この作品の重きはあくまで「いじめ」から始まった「弱さの克服」であり、障害者というのは、物語の上でのいじめのキッカケであり硝子の特徴の一部でしかありません。
特に「植野」の行動は、硝子に対し嫌いという感情をぶつけますが、硝子の事を障害者ではなく、一人の人間として嫌いである、という点が一貫しています。
障害者をテーマにしながらも、障害者というのが物語上、そこまで重いファクターではない、という映像作品は、珍しいんじゃないかな?
他記事で24時間テレビを批判していた私にとっては、こういう障害者の作品内での扱い方は賛成と言うか、アリだと思います。
ありがちな結末として、「障害のおかげで強くなれた」とか「障害者で良かった」みたいな、薄っぺらい結末にはならないし、あくまで将也と硝子の心の成長が温かい未来に繋がる話なので、個人的には好感が持てる物語でした。
あと、いじめはダメだね、絶対。
倍返しで自分に返ってくるし、見てる奴も同罪だよっていう、良い教訓にもなる本作。
こんなある意味尖った作品を24時間テレビの裏にぶつけてきたNHKは、珍しく粋な計らいだと思いました。子どもにも見て欲しい作品です。
ただ、こんなテーマの深い作品を見た後の私の最終的な感想は
「ああぁぁ、硝子ちゃんかわいぃかった~!」
という、薄っぺらいものでした。(可愛さは正義、それも一理あると思います。)
各々、様々な感じ方が出来る、名作であり問題作、故に後世に語り継ぎたい作品ですので、ぜひ興味があれば観て下さい。
NHKでまた再放送してくれる事にも、期待!!
以上、泣ける、感動のアニメランキング!でした!
如何だったでしょうか?
リア充な生活におさらばし、アニオタライフに引きずり込まれるよう、見やすくて且つインパクト強めの作品群でした!
ぜひ、素晴らしいアニオタライフを楽しみましょう!!
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