どうも…Kzです!
今回解説させて頂く作品はコチラ!
2022年秋アニメ。
機動戦士ガンダム〜水星の魔女〜一期
僕の感想「ちょーおもろい!」
SNSでもバズっており、なんと一期12話の最終話後は、TwitterトレンドランキングTOP10を独占しました!
この水星の魔女を一言で言うと。
「面白さ詰め合わせ令和ガンダム」
ガンダムといえば、男達の戦い!ゴリッゴリみたいなイメージがある方も多いと思いますが、
なんとこの水星の魔女、主人公は気弱な女の子なんです!
しかも、まさかの学園モノなんですね。
そして、殺し合いではなく「決闘」という模擬戦で勝敗を決める、という設定なんです。
他にも、ハーレム要素、バトルでチート、学生起業など、なんというか今っぽい要素が詰め込まれつつ、ストーリーもわかりやすいので、新規の方でも非常にとっつきやすいんですね。
実際、製作陣もガンダム初心者や若い人も楽しめるよう意識して作られたそうです。
ハチャメチャ学園ライフ、そして最後は…
続きが気になって仕方ない、衝撃的なラストで終わります!
この面白さ、ぜひお伝えしたい!
あと、わかりやすいストーリーとは申しましたが、伏線や裏設定を知るとより楽しめる、深みのある作品でもあり、そこもぜひお伝えしたい!
という事で、今回は機動戦士ガンダム〜水星の魔女〜のアニメ1期&無料で読めるWeb小説「ゆりかごの星」も含めたストーリーを解説&考察させて頂きます!
尚、ネタバレや主観的な考察が苦手な方は、必ずここでブラウザバックをお願いします。
それではスタート!
まずは、第一話の前に、本編から21年前の前日譚「PROLOGUE」というエピソードがあります。
暦はアドステラ、という時代。
人間が宇宙進出し、企業競争が激化しているという近未来的な世界観です。
技術発展の裏では、格差社会も拡がっていました。宇宙移民者を「スペーシアン」、地球に住んでいる人々を「アーシアン」と呼ぶのですが、アーシアン側は搾取され、理不尽な差別を受けています。
例えると、宇宙にいった前澤社長が、僕ら地球民からお金を巻き上げるようになった、そんなイメージです(?)
とある小惑星に、フォールクヴァングという宇宙ステーション的な場所がありました。
そこには、カルド博士率いるヴァナディース機関の研究所あったんですね。
カルド博士には、夢があるんですね。
宇宙環境において、人間の身体はあまりに貧弱。
やったら、人体強化すればええやん!と。
その技術が「GAND」医療。
パーメットという物質で身体と機械をリンクさせ、サイボーグ化する事で、人間が過酷な宇宙環境でも生きていられる技術を開発しました。
パーメットとは、月や水星で採掘できる鉱物に含まれる元素で、情報を伝達し共有する性質を持っているんですね。
GANDは人類の未来を変える革新的な技術ですが、綺麗事だけでは飯は食えないんですねー。
スポンサーである地球企業「オックス社」の意向で、GAND技術を軍事転用する研究も行っていました。
人型の兵器「モビルスーツ」に、GAND医療の技術を転用し人体とリンクさせると、めっちゃ強い兵器になるんですよ。
そういった背景もあり、同じ研究所内とはいえ、派閥が二分化していたんですね。
カルド博士の理想に共感するカルド派と、
GANDを利用してスペーシアンぶっ倒そうぜ!というヴァナディース派、に分かれていました。
そして、モビルスーツと人体を繋ぐ技術を「GANDフォーマット」と呼び、それが搭載されたモビルスーツを「GAND-ARM」、通称ガンダムと呼びました。
ただ、このガンダムには致命的な欠点がありました。
ガンダムと人間が深くリンクすればするほど、パイロットにデータストームという負荷がかかり、廃人化します。
…絶対乗りたくない!
どこまで深くリンクしているかを「パーメットスコア」というランクで測るんですけど、ランク4を超えると、どうなるか?
はい、どんどん息が荒くなって、やがて死にます。
「あかんやん!てかそれって生命倫理的にどうなん?」という事で、モビルスーツ開発評議会というお偉いさん達から、「期日までに健全性を証明せーや!」と命令されます。
そこで、カルド博士と「エルノラ・サマヤ」という女性パイロットは、ガンダムルブリスという機体で起動実験を繰り返すものの、なかなか上手くいかなくて焦ります。
そんな中、エルノラの娘「エリクト・サマヤ」は、4歳の誕生日を迎えていました。
誕生日パーティを楽しみにしていましたが、父が急にお仕事にいってしまい、ルブリスにヤキモチを妬いて文句を言いにいきます!
「パパとママはあなたの事ばっかり!今日は私の誕生日なのに!」
そこにはカルド博士がいました。
ルブリスは特別なんだよと。兵器なんかとは違う、人類の未来を切り拓く新たな扉なんだよ、と。
そんな時、フォールクヴァングが何者かの襲撃に合うんですね。
「期日まだやん!なんで!?」って感じなんですけど、なんとモビルスーツ開発協議会の新任幹部、デリング・レンブランの独断による襲撃でした!
デリングが派遣した精鋭ドミニコス隊は、研究員を虐殺していきます。
エリクトの父が応戦します。パーメットスコア3を超えると、身体に強烈な負荷がかかり、顔に赤い模様が浮かぶんですね。
敵は対ガンダム用の武器「アンチドート」により、父の機体は無力化。
敵は最初から殺す準備万端だった事がわかります。
エルノラは、エリクトを乗せたまま発進しようとします。
なんと、今までどうしても起動しなかったルブリスが、エリクトに反応してアッサリ起動。
エリクトが「タッチ3つ!」と画面をタッチすると、敵3機をババババーっと瞬殺します!
顔には青い模様が浮かんでおり、データストームを受けていない様子でした。
なんとなんと、エリクトは天才で、デメリットなしでガンダムを操縦出来たんです!
皮肉にも、ガンダムの健全性を示す答えが、娘のエリクトだった事が判明するんですね。
父は決死の覚悟でパーメットスコア4に踏み込み、敵を足止めし、愛する二人を逃がします。
娘に歌ってあげたかった「パッピーバースディ」を歌いながら、命尽きます。
「ハッピバースディトゥーユー」
その歌声は、なぜか通信が繋がっていない敵陣営、そしてエリクトにも聴こえていたのでした。
デリングは、ガンダムを「呪い」だと言い放ち、開発凍結を宣言します。
そして監査組織カテドラルを設立し、その責任者となります。
エルノラとエリクトは、水星に亡命するのでした。
後に、ヴァナディース機関の関係者はこう呼ばれるようになります。
「魔女」と。
以上、かなり割愛しましたが、プロローグとなります。
いやいやお前、最初に「とっつきやすい」とか言ってた割に、めっちゃヘビィやんけ!と一部思われた方もいるかもしれませんが、ここから一気に明るい雰囲気に変わります。
主人公「スレッタ・マーキュリー」の視点に移ります。
肌の色、狸っぽい顔、どう見てもエリクトが成長した姿なのですが…。
年齢は16歳、フォールクヴァング襲撃は21年前。その時のエリクトは4歳。
…時間の辻褄が合わないんですね。
エリクトとスレッタは別人なのか、姉妹なのか。
あるいは、スレッタはエリクトのクローン説等もありますが、そこは水星の魔女最大の謎であり、最後まで明かされる事はありません。
今のところは、スレッタとエリクトはたぶん別人っぽい、という事だけ、覚えていて下さい。
スレッタは、母の薦めにより専用のモビルスーツ「エアリアル」と共に、アスティカシア学園に編入する事が決まっていました。
その航路の途中で「ミオリネ・レンブラン」という少女が宇宙に漂流していました。
スレッタは、咄嗟に「た、たすけぉます!」と叫びながら、なんとか救助します。
スレッタは、正義感が強いですが、自分の考えを言葉にするのが下手クソな主人公です。
ミオリネは「もう少しで地球にいけたので、アンタのせいで台無し!責任取ってよね!」と激おこぷんぷん丸!!
ミオリネは、ツンデレ系の銀髪ヒロインです。
これが運命の出会いとなるんですね。
ところで、レンブランという名前…
そう、あの虐殺劇の黒幕デリングの娘なんですね。
デリングは、今は宇宙最大の企業、ベネリットグループのトップに出世していました。
このアスティカシア学園も、ベネリットグループが運営しています。
ベネリットグループには、幾多の兄弟会社があり、常に権力争いをしているんですね。
そのトップスリーが「ジェターク社」「ペイル社」「グラスレー社」であり、
御三家と呼ばれているんですね。
その御曹司達が通う超エリート学園、それがアスティカシア学園なんです。
将来の跡継ぎであり、会社のシンボルとなる彼らの成績は、株価や業績にも大きく影響を与える訳です。
このアスティカシアには、デリングが決めたぶっ飛んだルールがあります。
それが「決闘」です。
金品でも謝罪でも何でも賭けてOK、モビルスーツでの戦闘にとにかく勝て!というもの。
そして、王者を「ホルダー」と呼び、なんとデリングの御令嬢、ミオリネと結婚出来る権利を得ます。
ここで大事なのは、ミオリネは全く望んでおらず、勝手に決められたんですね。
故に、デリングを「クソ親父」と呼んでいます。
学園では、グループトップの御令嬢だからと、チヤホヤされている…訳ではありませんでした。
ある日、現ホルダーの「グエル・ジェターク」に、大切なトマト畑を荒らされます。
ジェターク社は、御三家の中でもトップ。グエルはその御曹司、まさにエリートオブエリート。
スレッタがビビりながらも、なんとグエルのお尻を叩きます。
「おおおお母さんから教わらなかったですか?そそそんな事しちゃ、だダメです。」
この主人公のスレッタですが、基本コミュ障でドモっていますが、ここぞという時に勇気を出すんですね。
そんなこんなで、二人は決闘する事になります。
スレッタが賭けるのは「ミオリネへの謝罪」、グエルは「スレッタの退学」です。
転校初日から退学危機!!
決闘の前に、必ず宣誓があります。
「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず、操縦者の技のみで決まらず、ただ結果のみが真実」。
どういう意味が込められているか?
そう、自分の力だけでなく、親の力、会社の力、仲間の力、全て利用して勝て!という事です。
故に、各社最新のモビルスーツを用意します。
そう、決闘は単なる学生の喧嘩ではなく、企業が実力を示す場所でもあり、全宇宙が注目しています。
世界中に動画配信もされるんですね。
親としては、この学園で我が子がホルダーとなり、ベネリットグループ御令嬢ミオリネと婚約出来れば、未来のグループトップの座が約束されるに等しい訳ですね。
会社の威信にかけても、父に認められる為にも、グエルも負けられない訳です。
いざ決闘が始まると、ガンダムエアリアルの座席には、、ミオリネがいました。
スレッタを巻き込んでしまった事と、勝手に物事が進んでいくのが納得出来なかったんですね。
スレッタ曰く、エアリアルは家族同然の存在、勝手に動かされた事に怒り、操縦を変わります。
「私とエアリアルは、あんなのに負けません!」
それを聞いたグエル君、ブチギレ!!
スレッタはこう言って、グエルに立ち向かいます!
「お母さんが言ってました。逃げたら一つ、進めば二つ手に入るって。逃げたら負けないが手に入ります。」
ミオリネは問います。
「勝てるっていうの?」
「勝てなくても、手に入ります。経験値も、プライドも。信頼だって!」
いや3つやん!と一瞬思いましたが、進めば二つ以上手に入るって意味が込められています。
スレッタ、普段はキョドってますが、エアリアルに乗っている時だけ、男前なんですよ。
何より、この「逃げたら一つ、進めば二つ手に入る」って、めちゃくちゃ良い言葉じゃないですか?
ちなみにこの先のストーリーでも、すごく重要な意味を持つ言葉になります。
本編ではなく、小説「ゆりかごの星」のエピソードですが、実は小さい頃スレッタが注射を怖がっている時に、お母さんがかけた言葉なんですね。
失うものより、得られるものの数を数えよう、という凄いポジティブで勇気が出る言葉ですよね!
スレッタは、メインウエポンである「ガンビット」という11基のドローンを変幻自在に動かし、一瞬で敵を撃破します。
私Tueeeチート!!
ホルダーとなったスレッタは、自動的にミオリネの花婿となります。
いやいや女の子同士ですけど!とテンパるスレッタに対し、ミオリネはこう言うんですね。
「あら?水星ってお堅いのね。こっちじゃ全然アリよ。よろしくね、花婿さん」
百合好き、歓喜!!
そうして、スレッタは転校初日にしてエリート学園No.1になって、宇宙No.1企業のご令嬢をゲットしたのであった。
なんというリア充!
勿論、ミオリネは相手が誰であれ、親が勝手に決めた相手と結婚する気なんて、元よりありません。
ただ、地球に逃げる事だけが、彼女の目的でした。
決闘に勝利はしましたが、ガンダムは御法度な世の中、すぐさま大問題となり、スレッタは独房にブチ込まれます。
流石に可哀想。
お腹が空いているところ、ペイル社の御曹司「エラン」がお弁当を持って来て優しくしてくれます。
エランは、超クール系イケメンです。
スレッタ、号泣。
エランは、見つめながら「君に興味がある、君の事をもっと知りたい」と言うんですね。
いや、惚れてまうやろー!!
一方、デリングにより審問会が開かれます。
エアリアルの開発者であり、ベネリットグループの末端企業「シン・セー開発公社」の代表「プロスペラ・マーキュリー」が呼び出されます。
スレッタの母ですね。
てか、マーキュリーって明らかに偽名っぽいですよね。
だって、言ってしまえば「私は水星出身の水星よし子です!」みたいな話ですからね。
プロスペラは言うんですね。
「わたし魔女じゃないです。エアリアルはガンダムじゃないです、新型ドローンです。カテドラルのルールもちゃんと守ってます」と。
しかし、デリングは「いやあれはガンダムやろ」と断言し、破棄を決定します。
そこに、地球に行こうとしていたけど、進路変更してきたミオリネが審問会に凸ります。
「自分で決めたルールを、後から勝手に変えるな!このダブスタクソ親父!」
出ました、名言ダブスタクソ親父!
勿論、Twitterトレンドワード一位となります。
ダブルスタンダード、方針とやってる事が矛盾してるよという意味だと思います。
ミオリネは、それこそアンタが決めた決闘で白黒決めようぜと提案します。
勝ったら「スレッタを婚約者と認めろ、負けたら好きにしろ」と。
いやダメだと言うデリングですが、何故か顔に泥を塗られた筈のグエルの父ジェターク社長が、賛成意見を出します。
渋々デリングも認める事になります。
やけにプロスペラに都合が良過ぎるというか、出来過ぎていますよね…?
もちろん、プロスペラが仕込んでいました。
この審問会自体もプロスペラの計画通りです。
無事に解放されたスレッタは、母プロスペラと電話します。
「スレッタとエアリアルは過去のガンダム事件とは関係ない、私の可愛い娘達だもの」と。
娘達というのは、スレッタとエアリアルの事です。
なぜ、エアリアルも娘扱いなのでしょう?
ここで、先に重要なネタバラシをしておきますね。
先程、小説「ゆりかごの星」というお話をしましたよね。
外伝の短編小説なのですが、ウェブで無料で公開されていて、5分程で読める内容です。
時系列的にはプロローグの後、第一話の前のお話で、エアリアル目線の物語なんですね。
この小説を読むか読まないかで、この水星の魔女のストーリーの見え方が、全く変わってきます。
ザックリ解説しますね。
スレッタは、日々水星の人々のために、エアリアルに乗ってパーメットの採掘を行っていました。
水星は、僅かな太陽風の変化だけで死に繋がる、過酷な環境です。
エアリアルには明確な自我があり、スレッタの成長をいつも優しく見守っていました。
エアリアルは、水星で開発されたガンダム。
プロスペラの正体は、あのエルノラ・サマヤ。
プロスペラは、復讐の道具としてスレッタを利用し、アスティカシア学園に編入させようとしていました。
エアリアルは、プロスペラに反感を抱いていましたが、エアリアルにとっても母ですから、反抗は出来ません。
でも、スレッタは地球のアニメや映画が好きで、学園生活というものに強い憧れがあったんですね。
「学園に行ったらやりたい事リスト」を作りました。
エアリアルはスレッタの選んだ道を応援します。
逃げたら一つ、進めば二つ手に入る。その通りだ、例え復讐の道具だとしても、それ以上に君はいっぱい掴めば良いんだと。
そうして、ミオリネと出会う第一話へと繋がっていきます。
ちなみに、公式で明言されていないですが、プロスペラとエアリアルの名前には元ネタがあるらしく、それがシェイクスピア最後の作品「テンペスト」だそうです。
主人公のプロスペローが娘と一緒に島流しに合うも、妖精エアリアルを利用し復讐する物語。
偶然の一致とは考えにくいですね。
一番の謎が、エリクトが成長した姿がスレッタなのか?
ここに関しては、最初にも少し申し上げましたが、最後まで謎です。
最も有力視されている説は、ガンダムルブリスにエリクトの自我を取り込んだのがエアリアルであり、スレッタは別人あるいはクローン?という説です。
そうなると、スレッタとエアリアルをどちらも娘と呼ぶ理由に辻褄が合うんですね。
話を戻します。
グエルと決闘の再戦。
ジェターク社最新のモビルスーツ、ダリルバルデ。
しかし、グエルは父に信用されておらず、AIのオートモード、敵の攻撃を無効化する水散布と、卑怯の限りを尽くします。
グエル君、プライドはボロボロです。
ここから、アツい戦いになります。
ミオリネが水散布を停止させ、グエルはAIの端末を殴り潰し、「これは俺だけの戦いだ!」と、強引に自分の操縦に切り替えます。
スレッタも、やりたい事リストが全然叶えられていないのに、負けられません。
ここから先はガチの実力勝負、なんとあのエアリアルが押されます。
しかし、中距離技で勝負するタイプのエアリアルが、捨て身タックルする事で何とか撃破。
失墜のグエルに、スレッタは声をかけます。
「あ、あの、ごめんなさい、あ、あなたのこと、その、みくびってました。あ、あなたは、その、とっても強かった、です」
不器用なその言葉に、グエルは心を動かされます。
グエルは、父に認められたい一心で努力して来ましたが、どんな功績もジェターク社の息子としてであり、所詮父親の道具でした。
そんなグエルにとって、一人の人間として認めてもらえたのは、生まれて初めての事でした。
スレッタの手を取り、こう告げます。
「俺と結婚してくれ。」
なんでやねん!
スレッタは「嫌ですーー!」と逃げます。
決闘に負け、宇宙中にプロポーズ失敗が配信され、親にまで見られるという、最悪の黒歴史!
その後、グエルは約束通り、ミオリネに誠意を持って謝罪します。
実はめっちゃ誠実で真面目な奴でした。
しかし、スレッタには「勘違いするなよ、お前のことなんか、全然好きじゃないんだからな!」
とまさかのベッタベタツンデレ!!
このシーンで、ネットではグエルファンが急増していました。
その後、スレッタは実習試験をクリアすべく、メカニックなどのバックアップしてくれるメンバーを探します。
人の力を借りる事も、この学園で求められる能力の一つなんですね。
ここからは、最初に申し上げていたスペーシアンとアーシアンの対立が浮き彫りになります。
ニカ姉というアーシアンの女性が、人を紹介してくれるという事で、地球人が集まる寮、地球寮に招かれます。
しかし、地球寮にスペーシアンであるスレッタがいる事に、ピンク髪の強気系女の子「チュチュ」は出ていけ!とブチギレ!
スペーシアンの嫌がらせに合ったばかりで、機嫌が悪かったんですね。
スレッタ、せっかく独房から出てきたのに、良い事ない!!
ちなみに、スレッタは差別がよくわかっていません。
スレッタはスペーシアンですが、水星という切り離された環境で育った故に、ピンと来ないんですね。
その後、エランがウチのペイル寮に来ないかと誘ってくれます。
基本、エランはスレッタ惚れさせキャラです。
しかし、すかさずミオリネがブチギレ!
「御三家は私目当ての敵よ!」
「僕は君には興味ないよ!」
「なっ!こっちだってマネキン王子に興味ないわよ!」
そして、スレッタが怒るんですね「なんて事言うんですか!」
修羅場(カオス)!!
結局、ミオリネがバックアップを一人で引き受ける事になります。
夜、スレッタは「水星に学校を作りたい」という夢を打ち明けます。
その夢を水星の皆に応援されながら、この学園にやってきました。
実習に挑むスレッタですが、スペーシアンの嫌がらせにより失敗続き、、
もう帰りたいと号泣します。
基本、スレッタはエアリアルに載っている時以外、豆腐メンタルです。
そんな時、チュチュがそのスペーシアンをボコるんですね。
「誰の想いも背負ってない奴が、邪魔してんじゃねぇ!!」
チュチュも、地球の採掘場の仲間達の後押しを受けながら、この学園に来ました。
スレッタとチュチュ、一見相性が悪そうですが、背負っているモノは似ているんですよね。
そんなこんなで、スレッタは地球寮のメンバーの一員となります。
地球寮のメンバーとキャッキャウフフな青春ライフを過ごしながら、エランにもデートに誘われます。
お母さんプロスペラにも報告します。
最初見た人、全員思ったと思います。
「その頭のやつ外せるんかい!!」
すごく優しい笑顔、お母さん嬉しそうです。
「ゆりかごの星」を読んでいなければ、ホントに理想的な優しいお母さんにしか見えないんですよね。
エランとワクワクデートの日、しかし場所は何故か決闘場でした。
実は、エランの目的はスレッタとエアリアルの関係を知る事でした。
何故か?
エランは、ペイル社によりガンダムを動かすためだけに強化された人造人間「強化人士」、その4号でした。
倫理問題、ガンダム開発の禁止、フル無視というヤバ過ぎる事してるのがペイル社です。
強化人士は、ガンダムのデータストームに耐えられるよう、えげつない人体実験を受けて来ました。
エランは、スレッタも強化人士だと思い、親近感を抱いていたんですね。
君も辛かっただろう?と。
しかし、聞いてみたところ「エアリアルに載ってると安心、家族みたいなもの」とのたまう訳です。
エランがエアリアルに載ったところ、データストーム特有の、「脳に手を突っ込まれたようなザラついた感覚」がありませんでした。
そう、データストームを克服していたのは、スレッタではなく、エアリアルだったのです。
エラン、アイデンティティ崩壊。
スレッタが誕生日を聞くものの
「そんなもの、僕にはない。鬱陶しい」と冷たく言い放ちます。
そんな時、グエルが駆け付けます。
涙ぐむスレッタを見て、ブチギレ!!
その場で、エランとグエルの決闘が決まります。
何を賭けるか?
グエルは「スレッタに近付くな」
エランは「スレッタとの決闘」
スレッタ、モテモテやな!
エランはガンダムファラクト、グエルはディランザという機体。
パイロットとして優秀なグエルですが、ガンダムのポテンシャルの前には、手も足も出ず、不必要なほどに蹂躙されます。
グエル、2連敗という事で父の指示により寮から追い出され、キャンプ生活を強いられます。
同級生から頭に水をかけられたりします。
あまりに可哀想過ぎて、ネットでは「グエキャン△」とネタにされていました。
ところで、ペイル社が何故ガンダムを開発出来たか?
裏にいるのは、元ヴァナディース機関の生き残り、ベルメリアでした。
そう、プロスペラと同じく、魔女の一人ですね。
非道なやり方に加担していますが、ガンダムに美しい理想を抱くカルド派の一人でした。
次は、エランとスレッタの決闘。
賭けるのは、
エランは勿論「エアリアル」
スレッタは「エランのことを教えて欲しい」
初のガンダムVSガンダム。
本気のエラン、パーメットスコア4を解放。
強化人士でなければ、死んでしまうヤツですね。
流石のスレッタも、窮地に追い込まれます。
しかし、エアリアルから青い光が放たれ、敵の攻撃を無力化。
エアリアルのガンビットの姿に、無邪気にはしゃぐ子ども達の幻を見つつ、何もないと思っていた自分にも、かつて誕生日を祝ってくれる母がいた事を思い出します。
ファラクトが停止した隙に、撃破。
スレッタは言います。
「おつかれさまエアリアル。今日はいつもより声、聴こえた気がする」
エアリアルの中にいる謎の人格と、話が出来た。
つまり、エアリアルとスレッタは、より深くリンク出来た、という事ですね。
スレッタは、ガンビット一つ一つを「みんな」と呼びます。
つまり、エアリアルの中には、複数人の子どもの人格が宿っている?という事が考察出来ますが、、
ここは最後まで謎で終わります。
エランの心は救われ、スレッタと良い雰囲気になります。
今度こそ、本当のデートの待ち合わせ。
「ハッピーバースディトゥーユー」の鼻歌を歌います。
いつまで経っても来ないエラン、実は同日、ペイル社により殺処分されていました…。
…あれ?
なんか急にハードになったぞ!!
いなくなったエランを探すため、スレッタとミオリネは、投資家とスタートアップ(起業)を目指す学生が集まるパーティに参加。
そこで、ミオリネとプロスペラも顔を合わせます。
そういえば、この二人が会うのは2度目ですね。
そう、審問会でのダブスタクソ親父!の時ですね。
ミオリネからすると、プロスペラは花婿の母親。
プロスペラからすると、未来の義理の娘であり、夫と恩師の仇であるデリングの一人娘です。
ものすごい関係ですね。
プロスペラはスレッタに席を外させて、ミオリネに問います。
「お父さんの何が気に入らないの?」
ミオリネ「いつも上から目線で、説明無しに勝手に決めるところ。私は父と認めない」
あとは、口には出さなかったですが、デリングは母のお葬式にも出席しませんでした。
その事をずっと恨んでいるんですね。
それを聞くと、プロスペラは笑います。
「そのドレスもアクセサリーも、他者から受ける敬意も全て、ベネリットグループ総裁の父の恩恵だというのに、何だかおかしくなっちゃって。まずはその可愛い意地を捨てなくっちゃね。」
パーティの最中、スレッタはエランと再会します。
でも、スレッタの知るエランとは別人。
ペイル社の陰謀により、大衆に向けてガンダムを否定、エアリアルの廃棄を主張をします。
スレッタは、エアリアルはガンダムではないと主張しますが、誰も聞く耳を持ちませんでした。
そこに、ミオリネが助太刀します。
投資家に堂々と事業計画をプレゼンをします。
シンセーとペイルをM &Aにより買収し、統合。
生命の安全を前提にガンダムを運用する、新会社を設立する。
その名は「株式会社ガンダム」。
しかし、投資額はゼロ円。
ミオリネは走り出します。
プロスペラの言葉通り、意地をかなぐり捨て、なんと父親デリングに頭を下げます。
「ベネットグループ総裁のあなたの信用をお借りしたい」と。
デリングは言います。
「逃げるなよ。お前が思っている以上に、ガンダムの呪いは重い」。
親もツンデレか!!
あのデリングが認めたのですから、投資額は基準値をクリア。
晴れて、ミオリネは新会社の社長となり、エアリアルを救いました。
プロスペラ、やっぱり良い母親ですね。
安心したところで、スレッタはプロスペラを問い詰めます。
「エアリアル、ガンダムじゃないって言ってたよね!?」と。
「ごめんねー、とうとうバレちゃった!エアリアルは、ガンダムなの!」
前言撤回、最低の親でした。
ミオリネは、エアリアルを管理してきた地球寮のメンバーを部下にしようとします。
言い忘れてましたが、ミオリネは母がアーシアン、つまりハーフなので、アーシアンへの差別意識が全くないんですね。
冒頭のスレッタとの出会いの時、地球に逃げようとしていたのは、母が生きた土地に行きたかったんですね。
ニカ姉をはじめ、地球寮メンバーも悪い気はしていませんでしたが、チュチュは反対します。
「クソスペわがまま女の下はやだぁー!」
ワードセンスそっくりですけど!!
後日、プロスペラの元に訪れるスレッタとミオリネ。
エアリアルの過去のデータを受け取ります。
傍ら、疑心暗鬼になっているスレッタに、プロスペラは弁明します。
「本当は、あなた達を守りたかった。忌まわしい呪いの火の粉から。愛しの娘達だもの!」
スレッタは安心します。
洗・脳・完・了!
今のところ順調な株式会社ガンダムですが、いざ具体的に何する?となった時、思い浮かぶのは、やはり兵器利用です。
いつも仲の良い地球寮メンバーですが、賛否両論となり不穏な空気になります。
ミオリネは、一方的に書類作れ口座作れ、PV作れと命令します。
「説明も無しに、勝手に決めるクソ親父…」
いや、親父にソックリやん!!
ミオリネは、ベルメリアからガンダムの真実を聞きます。
ガンダムとカルド博士の理想は、宇宙進出のためのGAND医療である事。
その理想ならと、地球寮メンバーは納得。
会社PVも完成!
「載って安心、動いて安全、飛べる、踊れる、エアリアル!」
長時間撮影のせいで、目がイッてます!!
なんやかんや言って、地球寮メンバーはミオリネの命令には忠実でした。
満点の星空の下、スレッタは、なんやかんや部活みたいで楽しいと言い、ミオリネは背中に寄り添い、「ばーか、遊びじゃないって」と言いながら、イチャつきます。
二文字で表現できます。
尊い
いざここからというミオリネに、御三家グラスレー社の御曹司、シャディクが横槍を入れて来ます。
シャディクは学園一のプレイボーイで、野心が強く目的のためなら手段を選ばないヤツです。
ミオリネとは旧知の仲であり、密かに恋心を抱いていました。
そんなシャディクの裏工作により、学生起業の校則を書き換え、会社ごと乗っ取ろうとするんですね。
言葉巧みに誘導しますが、陰謀に勘付いたミオリネは、決闘を申し込みます。
ミオリネを弱い存在と認識していたシャディクにとっては、予想外の行動でした。
賭けるものは、
ミオリネは「校則を元に戻す」
シャディクは「株式会社ガンダムの譲渡」
形式は集団戦。
地球寮はパイロット不足でした。
スレッタとチュチュしかいません。
どこかに助っ人いないかなぁ〜。
グエルさん!!!!
本当は助けになりたいところですが、グエルは父に決闘を禁止されていました。
ここで、常に前に進むスレッタと、進む事さえ許されないグエルという対比が表現されるんですね。
シャディクは、スレッタにミオリネの暴走を止めろと助言しますが、スレッタは、花婿だからミオリネを信じると答えます。
学園一のプレイボーイを凌駕するイケメン!!
決闘が始まりますが、地球寮は一瞬でピンチ。
頼みのエアリアルは、なんと対ガンダム兵器アンチドートにより無力化!!
スレッタは、それでも諦めません。
エアリアルに話しかけます。
「ミオリネさんが作った会社を手伝いたい!」
そのスレッタの強い意志に、エアリアルは答えます。
機体の光が赤から青に変わり、アンチドートを克服します。
中継を見ていたプロスペラは、涙します。
昔、アンチドートにより夫や恩師を殺された訳ですが、それを我が娘達が自ら克服したのですから。
スレッタは、エアリアルと明確に会話しながら戦います。
側から見るとヤバい奴です!!
しかし、多勢に無勢。
シャディクに追い込まれます。
が、そこにチュチュの遠距離砲撃!撃破!
他人を信用しないシャディクは、必ず最後は自ら手をかけに来ると踏んだミオリネの戦略勝ちでした。
チュチュ「地球寮ナメんなっつったろ、ばーか」
かっこよすぎ!!
いつものようにエアリアルが無双するのではなく、最後にチュチュが決めるのが、エモいですよね!!
そうして株式会社ガンダムは、事業も少しづつ軌道に乗っていきます。
その裏で、グラスレー社長とジェターク社長は、デリング暗殺を計画していました。
どちらも、軍人からの成り上がりのデリングがトップの座に君臨している事が、許せなかったんですね。
そんな中、シャディクがまた何か企むんですね。
シャディクは元孤児で、グラスレー社長は義理の父。
デリングが死んで、自分が次にホルダーになれれば、グラスレー社が即ベネリットグループのトップ、になる、それは最高の恩返しになります。
そう、スレッタがホルダーでも、シンセー開発公社とミオリネの持ち株だけでは、過半数にならないんですよ。
今となっては、最強の敵であるジェターク社のグエルもいないですしね。
しかし、あのシャディクですから、恩返しが理由な訳がありません。
ひとまず、シャディクの当面の目的は、デリングの暗殺と、次は確実にホルダーの座を奪う事でした。
シャディクは、地球のテロリスト軍団「フォルドの夜明け」に、デリングが訪問する予定のプラントクェタを襲撃するよう指示を出します。
なんと、このフォルドの夜明けは、ガンダムを持っているんですね。
めちゃくちゃヤバい事になってます。
グループ2トップのジェターク社とグラスレー社が手を組み、グラスレーの御曹司シャディクが、ガンダムを有する地球のテロリスト軍団と繋がっていて、協力体制のもと総裁を暗殺しようとするという、エゲつない計画です。
一方、株式会社ガンダムは順調そのもの。
ある日エランがスレッタの前に現れます。
強化人士5号ですね。
なんとキスを迫るのですが、スレッタはミオリネがいるからと拒みます。
浮気ダメ、絶対!!
しかし、エランは、ミオリネの弾除けに利用されてるだけ、皆ウワサしてると言うんですね。
不安になるスレッタですが、タイミング悪くたまに帰ってきたミオリネは、仕事が忙し過ぎて上の空、スレッタにかなり冷たく当たってしまうんですね。
「わたし、いらない子なんだ」と疑心暗鬼になってしまい、ミオリネも地球寮の仲間も信じられなくなります。
無理もないです、水星で同年代の友達がいないまま育って来たので、恋人や友達との距離感の取り方がわからないんですよね。
僕は、ずっと地球で35年間暮らして色んな人と出会って来ましたが、未だにわかりません。
一方、プロスペラはプラントクェタという工場で、なんとデリングと密会していました。
えー!?
プロスペラにとって、デリングは憎き復讐の相手のはずですが、なんと自分が「エルノラ・サマヤ」である事も明かしており、デリングもそれを昔から知っていた雰囲気なんですよ!
今は、共に「クワイエットゼロ」たる謎の計画を進める同志になっていたんですね。
エアリアルが先の決闘で、パーメットスコア6を超えた事で、計画は最終段階に進めると。
クワイエットゼロは株式会社ガンダムは良いカモフラージュになっていると。
全部、全部この二人によって仕組まれていたんですね!
デリングは言います。
「今はわたしの計画だ」
つまり、過去は別の誰かの計画だったってコト!?
株式会社ガンダムのメンバーは、操船訓練とエアリアル回収を兼ねて、プラントクェタに向かっていました。
スレッタは、トイレの個室でお母さんに悩みを打ち明けます。
その外では、ミオリネが聞き耳を立ててたんですね。
「言いたい事あるなら言いなさいよ!」と。
そこから、夫婦喧嘩スタートです。
スレッタは打ち明けます。
こんな事なら、学園に来ない方が良かった。
進めば二つだって、いつだって出来る訳じゃない、本当は怖い。
ミオリネさんみたいな人にはわからないです。と。
でも、ミオリネにも思うところはありました。
勝手に私のことわかんないでよ!
うんざりなの、決闘のクソ親父も!
だから逃げたかったのに、地球に行きたかったのに。
あんたみたいなのが花婿になったから、馬鹿みたいに進めば二つって言うから!
会社作るハメになって、クソ親父に頭下げて!
アンタが一番わかってない!
わたしが逃げなくて良くなったのは、アンタのおかげなの!
だから、私から逃げないでよ。
そう、トマト畑に閉じこもり、地球に逃げようとしては何度も失敗し、一歩も前に進めなかった弱いミオリネを変えたのは、他ならぬスレッタでした。
ミオリネは泣きながら、顔を隠しながら、スレッタに言います。
ずっと側にいて、決闘も負けないで、あとトマトの培養土足しといて、メールは1日3回送って。
そんなこんなで、二人は抱きしめ合い、仲直りします。
「信じます、わたし、花婿ですから」
夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、もっと食わせろぉ〜!
シャディクはジェターク社長と連携し、デリング暗殺計画を進めます。
2時間後の作戦開始を無視し、フォルドの夜明けに号令をかけます。
ジェターク社長もついでに葬っておこう、後で全部罪を擦りつけとくね⭐︎って感じですかね。
フォルドの夜明けには、ガンダムパイロットが二人。
ガンダムルブリス・ウルに載るソフィ。
ガンダムルブリス・ソーンに載るノレア。
ソフィはヤバい系女子で、強過ぎるスレッタに憧れを抱いています。
恐らく、プロローグに出てきた、ヴァナディース機関が開発していたガンダムルブリスをベースにした量産型ですね。
護衛の敵はルブリスウルにアンチドートを使って来ますが、それが通用するのはパーメットスコア3までだと判明します。
このソフィは、パーメットスコア4までいけるようです。
恐らく強化人士ではなさそうですが、特殊な訓練を受けている事がわかります。
あるいは、年齢が低い方がデータストームが少ない、という設定があるのかもしれません。
一方、地球寮メンバーは絶体絶命のピンチ。
ニカ姉がある事に気付きます。
実弾の使用は、宇宙環境保全の観点から禁止されているのに、それが宙に浮かんでいたんですね。
光の信号で「ヤ・メ・テ・ク・レ」のサインを送ります。
テロリストは、「あ、プリンス、シャディクのことですね。プリンスの仲間か」と手を止めます。
え、なんでそんなサイン知ってるん!?と、ニカ姉は疑われる事になります。
ニカ姉は、シャディクやフォルドの夜明けと繋がっているのですが、同様の仕方を見るには、今回の作戦は知らなかったみたいです。
一方、良い感じになっていたスレッタとミオリネは分断されます。
スレッタはエアリアルを探し、ミオリネは避難中にデリングと出会います。
デリングは致命傷を負いながら、こう言うんですね。
「生存確率が高い選択をしろ、ノートレットならそ言う。」
ノートレットとは、デリングの妻、ミオリネの母の名前ですね。
母の葬式にも行かなかった冷徹な父親と思っていましたが、妻と娘を何より愛していたんですね。
ジェターク社長はタダでは終わりません、テロリストの頭を叩くため、ディランザソルという機体で飛び出します。
その前にあわられたのは、なんとデスルターという機体に載った、あのグエルでした!
あれからグエルは、身分を隠しボブという偽名で輸送会社で働いていたんですね。
スレッタ達がいるという噂を聞き、隙を見て飛び出して来ました。
しかし、デスルターはテロリストが使っていた機体、なんとこんな状況で、父と息子が勘違いで殺し合う事になります。
グエルにとっては、決闘ではスレッタが来るまでは負けなしのパイロットですが、実戦は初めて。
グエルは泣いてしまいます。
「死にたくない。俺はまだスレッタ・マーキュリーに進めていない!」
そうして、父を殺しています。
グエルを見つけた父は、優しい声をしていました。
グエルは絶望し、叫びます。
父のために学園一のホルダーになり、転校生に負け、公開プロポーズ失敗、御三家のエランに負け、学園を追い出されキャンプ生活、身分を隠し就職、テロリストに襲われ、勘違いで父に襲われ、殺してしまう。
製作陣絶対楽しんでるでしょ!?
エアリアルを探すスレッタはテロリストに見つかりかけますが、プロスペラが銃殺し助けられます。
人の死を初めて見たスレッタはテンパりますが、プロスペラは優しく諭します。
「逃げたら一つ、進めば二つ。今この人達を殺したから、スレッタを死なせずに済んだ。
そして、スレッタがエアリアルと一緒に戦ってくれたら…」
「無理だよ…」
「そうね。怖いよね。傷つきたくないよね。
でも、あなたとエアリアルなら、みんな救われる。スレッタ、あなたは進める子、でしょ?」
なんかオルゴール曲流れてて良い雰囲気なのですが、プロスペラの残酷さが、エゲつない程伝わって来るんですね。
スレッタは、目に輝きを取り戻し、改修版エアリアルで出撃します。
対峙するのは、ルブリスウルに載るソフィ。
「お母さんから教わらなかったんですか?そんな事しちゃ、ダメです!」
全体的にパワーアップしていますが、実践仕様でないながら、敵を圧倒します。
そんな時、ドミニコス隊隊長ケナンジの判断により、応援が入ります。
覚えていますか?プロローグでフォールクヴァングを襲った、モビルスーツ評議会の精鋭部隊ですね。
隊長のケナンジは、プロスペラの夫を殺した仇です。
流石のフォルドの夜明けも撤退を余儀なくされます。
デリングの死を確認出来ていない以上、シャディクの画策は失敗という形ですが、何やら満足という表情をしています。
とはいえデリングは致命傷、ニカ姉はキナ臭いし、グエルはあんな事になるし、なんかすごい展開になってきたな…と思いきや。
まだ、物語は終わりません。
最後の最後に、衝撃の展開が待っています。
結果、スレッタも地球寮メンバーも無事、後はミオリネの救出のみ、というところ。
最終話はここで終わり、ED曲の後のCパート。
ミオリネは、デリングを救うため移動していたところ、デリングに恨みを持つテロリストの残党に襲われます。
銃口を向けられ、ミオリネは自らの身で父を庇おうとしたところ、エアリアルが突入!
「やめなさい!」
と、まるで親が子どもを叱るように、平手で潰します。
千切れた腕がミオリネの顔を掠め、頬に血飛沫が張り付きます。
スレッタは動揺する様子もなく、血溜まりに尻餅をつき「しまらないなぁ〜」とおどけながら、血塗れの掌を差し出します。
その異常なスレッタの言動を見て、ミオリネは声を震わせながら、こう言います。
なんで笑ってるの…
人殺し
機動戦士ガンダム〜水星の魔女〜
2期へ続く。
以上、如何だったでしょうか?
衝撃のラスト、もうこの先の展開が誰も予想がつかない!
という絶望的な状況で1期は終わります。
デリングは無事なのか?
スレッタとミオリネの関係はどうなるのか?
シャディクの本当の狙いは?
プロスペラは一体何がしたいのか?
ニカ姉とフォルドの夜明けは繋がっているのか?
クワイエットゼロとは、なんなのか?
あと、グエル大丈夫かーー!?
2期が待ち遠しくて仕方がありません!
今回お伝えしたのはほんの一部、ぜひサブスクサービスでも見れますので、ぜひご覧下さい!
以上、楽しんで頂けましたでしょうか?
はじめての実写Youtube撮影、緊張しましたが、ここまで見て下さったという事は、楽しんで頂けた筈!!
今後もこのようにアニメの魅力を伝えて参りますので、ぜひチャンネル登録をお願いします!
アニメ解説系Youtuber界に彗星の如く現れた、Kzをよろしくお願い致します!
ではまた!